【重要】今すぐ任意保険の内容確認を!最低限付けるべき3つの特約!
※当ページには一部広告が含まれています。
任意保険で受けられる補償は、被害者の救済だけではなく、あなたや家族の人生を守るものでもあります。安くなるからと安易に補償を外すのではなく、重要性を再確認することが大切です。
もしもの時に、個人では支払うことが出来ない賠償費用を肩代わりしてくれるのが任意保険です。
加入した分だけ保険料が上乗せされることになりますが、万が一交通事故の加害者となった場合の万全な備えとして、きちんと押さえておきましょう。
ここでは任意保険で必ず押さえてほしい補償内容について、詳しくご説明します。
最低限の補償はそのままに、保険料を節約する方法についてもご紹介しますので、参考にして下さい。
加入すべき補償 | 内容 |
---|---|
対人賠償保険 | 他人を死傷させた場合の補償 |
対物賠償保険 | 他人の車やモノを壊した場合の補償 |
人身傷害保険 | 自分や同乗者が死傷した場合の補償 |
車両保険 | 契約車が事故で壊れた場合の修理代を補償 |
加入すべき特約 | 内容 |
ロードサービス | 車のトラブルを対応サポート |
個人賠償責任保険 | 日常の事故でこちらが加害者となった場合の補償 |
弁護士費用特約 | 弁護士費用の補償 |
この表では「加入すべき」と記していますが、個人の状況によっては「車両保険に入らなくてもいい」といったケースもあります。
補償の有無や設定の仕方でどれほど保険料に差が出るのか知りたい方は一度一括見積もりで試算を出してみることをおすすめします。
自動車保険(任意保険)には様々な補償や特約がある
任意保険は事故などにおいて損害が生じた際に受けられる補償です。保険料を支払うことで、もしもの時に個人では支払うことが難しい金額を補完してくれるなど、被害者や加害者の救済のために適用されます。
また、他分野においての補償が受けられる特約もあり、オプションのように付加できます。例えば友人が車を運転していても補償されるものや、弁護士費用が補償されるものなど、その役割は多岐にわたります。
補償範囲が広がるため、もしものときの安心感を得られるでしょう。契約者や車の使用用途など、ニーズに合わせて加入することをおすすめします。
【推奨】最低限必要な任意保険の補償内容
以下では、加入すべき任意保険を挙げました。
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
- 人身傷害保険
- 車両保険
これらの任意保険に加入することで、次のような人やモノに対しての補償が約束されます。
- 相手の人への補償
- 相手の物への補償
- 自分たちの補償
- 車への補償
事故で発生する損害の上限は計り知れません。加害者でも被害者でも、将来に渡り大きな賠償を背負うことになる可能性もあるでしょう。
リスクへの十分な備えとして、これらの任意保険は必ず押さえるべき保険であるといえます。
交通事故の相手側に対する補償
自動車の運転をするにあたって、どんなに気を付けていても交通事故を100%防ぐことはできません。不運にも自分が加害者になってしまうことも、十分あり得るのです。
あなたが加害者になってしまったら、被害者側から損害賠償を請求されるでしょう。重い後遺症を負わせてしまったら、その額は数億円になるかもしれません。
そこで加害者であるあなたの代わりに、費用を肩代わりしてくれるが任意保険です。
1.対人賠償保険(自動付帯)
対人賠償保険とは、交通事故によって相手に傷を負わせたり死亡させて損害賠償が生じた場合に、自賠責保険の補償では足りない分を補償してくれます。
自動車事故において考えられる、人への賠償を以下にまとめました。
- 手術費・入院費・治療費
- 休業損害
- 精神的損害に対する慰謝料
- 逸失利益
- 将来の介護料
近年の判例を見てみると、損害賠償請求の額が億を超えることも少なくありません。後遺障害が残り、3億を超える賠償を命じられた例もあります。
続いて、自賠責保険の損害補償の限度額です。
傷害 | 120万円 |
---|---|
死亡 | 3000万円 |
後遺障害 | 4000万 |
この限度額を超える請求がなされれば、その分を任意保険が補完してくれます。対人賠償保険は数種類から選ぶことができますが、無制限のものへ加入しましょう。
相手に大きな損害を与える加害者となる可能性を考え、多額の損害賠償を請求された場合にも応じることが出来るようにしておくべきなのです。
限度額が2000万円の保険と無制限の保険を比べても、保険料にはさほど影響がありません。ですから最大限のリスクへの備えとして、無制限の対人賠償保険に加入することが大切でしょう。
2.対物賠償保険(自動付帯)
対物賠償保険とは、事故によって相手の財産を傷付けて損害が生じた場合に補償してくれるものです。自賠責は相手の人への補償をするものであり、物には適用されません。
ですから対物賠償保険は、もしもの時のために最低限加入しておくべき保険といえるでしょう。対物での賠償責任は、直接損害と間接損害があります。
直接損害と間接損害の例
例えば、わき見運転による交通事故でスーパーに衝突したとしましょう。
このとき直接損害の賠償責任として、売り物にならなくなった商品の代金や建物の修理代が生じます。それだけではなく、修復に要する期間に営業していれば得られていたであろう利益、すなわち間接損害も生じるのです。
踏切内で列車に衝突し不通になった場合も、直接損害と間接損害が発生すると考えられますね。そのような場合は損害賠償請求額が数億円になることもあります。
自分たちへの補償
対人賠償保険は人に対する保険で、あくまで相手方への補償となるため自分の損害は補償されません。また自分の車が破損した場合にも、補償されることはありません。
交通事故が起きた場合は過失割合に関係なく、自分も怪我を負う可能性がありますから、自分たちへの補償を受けるためには、人身傷害賠償保険や車両保険に別途加入する必要があります。
必ずしも加入すべき保険ではありませんが、下記の補償内容等を参考に、もしもの事を考えて検討することをおすすめします。
1.人身傷害賠償保険
保険を契約している車の運転手と同乗者に補償が適用される保険であり、死亡または傷害を負った場合に補償されるものです。
人身傷害賠償保険に加入している場合は、事故による損害額が保険の上限額まで支払われます。例として、以下のような条件において交通事故が発生したとします。
- 過失割合 相手7:自分3
- 人身傷害賠償保険加入 補償額上限一億円
- 事故によって5000万円の損害が生じた
この場合、自分に過失割合が認められていてもその割合に関係なく、また相手との示談交渉を待たずに5000万円の損害補償金が支払われます。しかしこの保険に加入していない場合は、過失割合に応じての補償金しか支払われません。
相手側の過失割合70%にあたる3500万円は損害賠償金として示談交渉後に支払われるのですが、自分の過失割合である残りの1500万円は自己負担しなければなりません。
このように、人身傷害賠償保険に加入の有無で、事故にあった時の負担が大きく変わってくるのです。
2.車両保険
車両保険とは、交通事故等において自分の車が破損した際に、修理費用などが補償される保険です。
- 交通事故で自分の車が破損した
- 落書きされた
- 傷付けられた
- 車が盗まれた
- 当逃げされた
契約している保険の限度額を上限として、これらのような事態に備えることができます。また、廃車となる場合は車を買い替える費用に充てることも可能です。
車両保険は、対人賠償保険や対物賠償保険などとは違い、洪水などで車が使えなくなった場合も補償が適用されるのが特徴となります。
交通事故による破損
交通事故によって車が破損した場合、相手が対物賠償保険に加入したら賠償されるのでは、と思われるでしょう。
しかし交通事故は、過失割合によって賠償額が左右され、多くは被害者と加害者の双方に過失割合が認められます。
ですから、自分に損害があったとしてもそれを修復するための賠償金が満額支払われるとは限りません。頻繁に起こりうる車両破損に備え、車両保険への加入の検討をおすすめします。
車両保険をお得に切り替える方法
車両保険には大きく分けて、一般型と呼ばれるフルカバータイプと、エコノミータイプの二つに分けられます。
フルカバータイプの補償範囲は車対車、車対自転車の事故、電柱やガードレールなどへの単独事故など、交通事故だけではなく単独事故にも適用されることが多いようです。
一方エコノミータイプは、車対車の事故以外には補償が適用されません。フルカバータイプの補償範囲内となる当逃げや盗難などにも適用されませんので、交通事故において車に損害が生じた場合のみ、適用されるものであると知っておきましょう。
新車や中古の高級車の場合は如何なるケースにおいても損害額が大きくなりますので、フルカバータイプに加入すると良いでしょう。しかし車の資産価値は年々下がります。
そのため保険の見直し時期には車の市場価値を調査し、状態に見合った保険に切り替えるのをおすすめします。
車両本体価格が50万円未満になるなど、資産価値が低くなったタイミングでエコノミータイプに切り替えると、保険料と車の価値がベストな状態になります。
車両保険は一番保険料に差が出る
車に生じた損害に対して適用される車両保険ですが、実はこの保険に加入するかしないかで保険料に大きな差が出ます。
単独事故や当逃げ、レンタカー代なども補償してくれるフルカバータイプですと、年間で10万以上の差が出ることもあるようです。
契約者の車の損害を補償してくれる保険は、事故の相手の対物賠償保険しかありません。例えば買ったばかりの新車が盗難にあっても、手元にはローンしか残りません。
万が一の事態に万全の補償をしてくれるのが、車両保険です。上述したように車の市場価値に合わせて車両保険を見直すのが、賢い選択と言えそうです。
【推奨】最低限付けるべき3つの特約
自動車保険では基本的な保険に加えて、オプションのように付帯できる特約があります。もしもの時を考えるとつい、あれもこれもと付け加えがちですが、それでは保険料が高くなっていく一方です。
また新車購入時にたくさんつけていた特約が、今では不要になっているかもしれません。加入や見直しの際には、車の使い方やニーズに見合ったものだけを選ぶことが大切です。
最低限付けるべき特約について、それぞれの特徴やメリットについて詳しくご紹介します。
1.ロードサービス
ロードサービスは、以前ならJAFの会員となって得られるサービスが一般的でしたね。しかし年会費などの維持費がかかるうえ、補償範囲は限定的でした。
そこで現在は保険会社で特約としてロードサービスを付帯することができ、多くのトラブル解消に役立っています。
ロードサービスでは、以下のようなサービスを受けることができます。
- バッテリーが上がった時のジャンピング
- パンクした際のタイヤ交換
- カギを閉じ込めた際の開錠
- 落輪の際の引き上げ
これらのサービスは、各保険会社共通のものです。オイル漏れへの対応やガス欠の際の給油サービスなどもありますが、これらのサービスには補償範囲に若干の違いがみられます。
例えば、故障した場所から修理工場まで運ぶレーカー移動の補償において、移動距離が100キロまで無料の保険会社もあれば、20キロまでしか無料対応していないところもあるのです。
また無料で自動的に付いてあり提供されることもありますが、有料特約として付帯させるところもあります。しかし有料でも、保険料にそれほど大きな差ができることはありません。
2.個人賠償責任保険
自動車事故以外の事故や日常生活で相手に損害を与えてしまった場合に、その賠償を補償してくれる保険です。
- 自転車を運転中、他人にぶつかり怪我をさせてしまった
- 子供とのキャッチボールで他人の家の窓ガラスを割ってしまった
- 飼い犬と散歩中、他人に噛み付いて怪我をさせてしまった
- 集合住宅の自室で水漏れし、下階に被害を与えてしまった
- お店の中で商品にぶつかり、破損させてしまった
これらのような、日常で起こりうる様々なトラブルの損害を補償してくれます。補償適用範囲は被保険者の家族も含まれ、無制限であれば高額な賠償請求にも対応してくれます。
自動車保険とは関係ないのでは、と思う方も多いかもしれません。しかし一般的な家庭の保険は、自動車保険や生命保険だけの方が多いでしょう。
日常生活で起こりうるトラブルに対してのリスクに備えられていない方がほとんどではないでしょうか。
3.弁護士費用特約
交通事故が起きると、双方の保険会社が示談交渉をし、過失割合による賠償補償金が支払われます。しかし、もらい事故や追突事故など、過失割合ゼロの被害者となった場合、保険会社が補償金を払う必要はありません。
そのため保険会社が示談交渉を代行してくれず、自分で行わなければならなくなります。
素人が示談交渉するとなると、相手側に賠償金を不当な額にされるなど、本来得られるはずの利益を大きく損なうことも考えられます。
弁護士費用特約が無くても、弁護士を依頼して示談交渉の代行を頼むことは可能です。しかし、小さな事故の場合は弁護士費用が高くついて利益を得られないかもしれません。
保険として加入していれば、自己負担せずに解決できるのです。弁護士費用特約は、被害者になった時以外にも、次のようなケースで利用できます。
- 相手が示談交渉に応じてくれない
- 過失割合に決着が付かない
- 賠償金の支払いに応じてくれない
- 後遺障害認定のサポートが欲しい
弁護士費用特約を利用すると、賠償金が高くなることが期待でき、交通事故による手続きを早く解決することにも繋がります。
デメリットが少なく、メリットが多い特約ですからぜひとも利用しましょう。
保険加入の際に注意すべきこと
保険加入の際は車の価値や状況に見合ったものを選ぶことが大切です。保険はもしもの時のお守りのようなものですから、たくさんの種類に加入していれば、確かに安心でしょう。
しかし、それでは保険料が高くなるだけで、負担が増えるばかりです。加入したら何年もそのまま、という方もいらっしゃるかもしれません。
定期的に見直して無駄なものを省いたり、数社の見積もりを比較するなどしていくと、ニーズに合った保険の補償をお得に利用できるようになります。
無駄なものは省く
任意保険は年間20万円を超えることもありますから、そのまま長年継続していたら損をするかもしれません。保険会社で新しいプランが出ることもありますから、契約内容の見直しは定期的に行いましょう。
無事故が続き保険の必要性を感じなくなったときや、保険料を負担に感じ始めたときは、安くするために必要最小限のものだけ残して他を解約する場合があります。例えば、対人対物賠償保険だけにしようかと思う方も多いでしょう。
しかしこれでは不運にも事故にあった場合、自分や車への補償を受けることはできませんよね。そこで保険料と補償のバランスが良く、想定される事故において十分な補償を受けられるような保険の組み合わせをシミュレーションしてみました。
対人賠償保険 | 無制限 |
---|---|
対物賠償保険 | 無制限 |
車両保険 | フルカバータイプ(一般型) |
人身傷害補償保険 | 5000万円 |
個人賠償責任保険 | 無制限 |
その他特約 | ロードサービス・弁護士費用特約 |
通勤など普段の生活で車の運転をすることが多い方は、以上のような保険へ加入すると無駄がなく、もしもの時に十分な補償を受けることができるでしょう。
一括見積りを利用して他社比較で節約を
おすすめなのが一括見積りを利用して、他社と比較する方法です。
自動車保険では、同じ契約内容であっても保険会社によって料金に差があります。一括見積りをすれば、同じ条件や補償内容における保険料の違いが分かりますから、お得に切り替えられるでしょう。
3万円ほど安くなることも珍しくありません。補償を減らすことなく保険料を節約できますから、一括見積りを是非利用してみてください。
まとめ
任意保険で必ず押さえてほしい内容について、お分かりいただけましたでしょうか。自動車を保有するうえで、任意保険への加入は必要不可欠です。なぜならハンドルを握る以上、事故によって多額の損害賠償責任を負う可能性は誰しもあるからです。
もし任意保険に加入せず、事故の加害者となってしまったら、被害者への損害賠償を一生かけて払い続けることになるかもしれません。自分や家族の人生のために、対人賠償保険と対物賠償保険には必ず加入しましょう。
しかしそれらの保険では、自分に損害が生じた場合に十分な補償がなされません。車が廃車になった、怪我によって後遺症が残ったなど、加害者であれど多額の費用が必要になる場合があります。
そのような時のために人身傷害賠償保険や車両保険への加入も検討すると良いでしょう。3つの特約についてもご紹介しました。
必ずしも加入する必要がある保険でありませんが、日常生活やもしもの場合に、迅速且つ十分な補償を受けられる可能性が高まります。
リスクへ備えようとすると、保険料は高くなる一方です。上記を参考に取捨選択をし、必要な保険だけを選びましょう。一括見積りができるサービスもありますから、賢く活用し、保険料の見直しにお役立てください。