「車両保険を外すタイミングはいつ?」付けるべき方の3つの特徴!
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自動車保険に加入する際には車両保険を付けるべきか、外すべきか迷ってしまう人も少なくないでしょう。本来なら万が一の備えて付けておくべきなのですが、車両保険を付けるとどうしても保険料が高くなってしまいます。
ここでは車両保険はどういった時に付けておくべきなのか、そしてどのタイミングで外すべきなのかを解説しています。また車両保険を付ける場合でも、保険料を少しでも安くできる方法もあるので参考にしてみてください。
車両保険を付けておくべき方の『3つの特徴』
自動車保険に加入する場合、車両保険を付けるべきか悩む人も多いでしょう。あくまで参考ではありますが、以下のような3つの特徴がある方は車両保険を付けておいたほうがいいでしょう。
【特徴1】ローンが残っている
車を購入する際、ローンを組んで購入する人も少なくないでしょう。ローンが残っていると、支払いも厳しいのでむしろ車両保険に加入しないという人もいますが、それは逆でローンが残っている人こそ車両保険に加入すべきです。
もしも事故を起こしてしまい車が全損してしまった場合、車両保険に加入していれば相手がいる事故はもちろん自損事故でも保険金が支払われるので、それをローンの返済に充てることができます。
ですが車両保険に入っていないと、車はなくなってもローンの返済だけが残ってしまいます。さらに車が必要な人は、新たに車を購入しなければいけないので新たにローンを組まなければいけなくなります。
つまりこういったケースでは前の車のローンが終わるまで2台分のローンを支払うことになってしまうのです。
【特徴2】車を頻繁に乗る
人によって車を使う頻度は異なります。土日祝日にしか乗らない人もいれば、通勤や買い物で毎日のように乗る人もいます。さらに言えば仕事で車を使用するので、かなりの時間を車に乗る人もいるでしょう。
事故を起こすリスクは年齢などによっても異なりますが、やはり車に乗る頻度が多くなればなるほど事故に遭う可能性は高くなってきます。
いくら自分は安全運転をしていても、もらい事故もあるものです。そういった車に頻繁に乗る人はやはり事故に遭うリスクも高くなるため、車両保険に加入していたほうがいいでしょう。
ほとんどのらない人であれば、車がなくてもいいかもしれませんが、通勤や仕事で車を使う人は、車が買えなくなってしまうと、仕事にも支障が出てしまうのです。
【特徴3】貯金が十分にない
貯金が十分にない人は、年間保険料が高くなってしまうので、車両保険には加入しないというケースも少なくありません。ですが実際はそういった貯金が十分にない人こそ車両保険を付けておいたほうがいいでしょう。
なぜなら貯金が十分にない人が事故を起こしてしまった場合に、修理費用を支払わなければいけなくなります。ちょっとした傷であれば数万円で済みますが、事故の程度によっては何十万円ものお金を用意しなければいけなくなるのです。
ちょっとしたキズやへこみであれば、そのままで乗ることもできますが、全損になった場合には新しい車を購入する費用も準備できなくなってしまいます。
車両保険を途中で外すタイミングはいつ?
車両保険は加入しておくと万が一の時にも安心ですが、相対的に考えると途中で外すという選択肢もあります。実際に多くの人は新車を購入した時には加入するものの、古くなればなるほど外す傾向にあるのです。
それは車両保険で支払われる保険料は、あくまでその車の評価額までしかでません。例えば、10年以上経過して評価額が10万円しかないとします。
その場合に事故を起こしても10万円までしか支払われないのですから、それならば車両保険に加入せずにお金を残しておくという選択肢もあるのです。
ちなみに経過年数による車両保険の加入率は以下の通りです。
3年以内 | 83.2%(うち7.0%はエコノミー型) |
---|---|
4年から5年 | 80.8%(うち9.8%はエコノミー型) |
6年から7年 | 75.7%(うち11.0%はエコノミー型) |
8年以上 | 27.2%(うち4.8%はエコノミー型) |
このように8年以上経過した車だと評価額がかなり低くなってしまうため、加入率はエコノミー型を含めても30%以下になっています。
車両保険を外す際の注意点
一般的には前述のように8年以上経過した車は車両保険を外す傾向にあります。ただこれはあくまで一般的なことであり、外さないほうがいい人もいるのです。ですので、必ずしも古くなってきたから車両保険を外すべきとは言い切れません。
ですので、車両保険を外す際には以下の3つのポイントに注意しましょう。
- 修理する場合にその費用を捻出できるか
- ローンは完済しているか
- 事故を起こしやすくなっていないか
車両評価額がほとんどない状態の車は別として、車の修理には数十万円もかかってしまうことがあります。そう考えると、もしその修理費用が容易に捻出できないなら、やはり車両保険は外すべきではないでしょう。また事故を起こしやすい人も同様です。
車両保険を含めた保険料を少しでも安くする『3つの方法』
車両保険を付けるとどうしても保険料は高くなってしまいます。そのため少しでも保険料を安くしたいと思う事でしょう。そのためには以下の3つの方法があるので検討してみましょう。
【方法1】エコノミー型へ変更する
一般的な車両保険は他の車との衝突はもちろんのこと、自損事故や当て逃げなどいろいろなケースで保険料が支払われます。ただそれだと保険料がどうしても高くなってしまいます。そんな時にはエコノミー型に変更するのも1つの方法です。
エコノミー型の車両保険とは、対象条件を限定した車両保険で保険料を大幅に安くすることができます。エコノミー型は車と車の事故の時に補償される車両保険で、自損事故では補償されません。
ちなみにエコノミー型が対象となるかならないかは以下の通りです。
他車との事故 | 〇 |
---|---|
自損事故 | × |
当て逃げ | × |
盗難 | 〇 |
台風・洪水・高潮など | 〇 |
火災・爆発 | 〇 |
落下物との衝突 | 〇 |
転覆・墜落 | × |
自転車との接触 | × |
【方法2】免責金額を大きく設定する
車両保険には免責金額を設定することができます。免責金額とは保険を利用する際の自己負担額のことです。
例えば免責金額が10万円だと、修理費用が50万円かかった場合にそのうちの10万円は自分で支払い残りの40万円分だけ保険料が支払われるというものです。
このように免責金額を設定することで、保険料を安くできますし、その免責金額を大きくすればするほどさらに安くなります。車両保険の免責金額としては以下の種類があります。
0-0万円 | 自己負担なし |
---|---|
0-10万円 | 1回目は自己負担なし、2回目から10万円 |
5(車対車免0)-10万円 | 1回目は5万円(ただし車対車は自己負担なし)、2回目から10万円 |
5-10万円 | 1回目は5万円、2回目から10万円 |
10-10万円 | 1回目から10万円の自己負担 |
【方法3】自動車保険一括見積もりで見直す
自動車保険の金額は仮に同じ補償内容だとしても保険料は異なります。もちろんどこの保険会社が一番安いということは言えず、その人や車の種類、補償内容によっても変わってきます。
ですので、車両保険を付けても少しでも保険料を安くしたいなら、自動車保険一括見積もりで自動車保険を見直してみるのも1つの方法です。
もちろん1社1社見積もりを取ってもいいのですが、毎回同じ情報を保険会社に伝えなければいけないので手間がかかります。
それが自動車保険一括見積もりなら、一度の入力で複数の保険会社から見積もりが取れます。しかも同じ条件で見積もりが取れますので、どこが一番安いのか一目瞭然です。自動車保険一括見積もりは無料で利用できるので気軽に使ってみましょう。
まとめ
このように車両保険を外すかどうかはタイミングにもよります。車両保険を付けていなくても、万が一事故を起こした時には最低限相手への補償はあるので問題ありません。
ただ車両保険は自分の車に対する保険なので、つけずに事故を起こしてしまうと、金銭的な負担が大きくなってしまいます。ただしその分保険料が高くなってしまいます。
ですので、まずは新車購入時はつけておき、タイミングを見て外すのが望ましいでしょう。また車両保険を付ける場合でも、やり方次第では少しでも安くできることがあるので、そちらも検討してみましょう。