2台目の車を購入する方必見!セカンドカー割引で保険料が安くなる!
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自動車保険の仕組みというものはかなり難しく、保険に加入した方はその手続きや内容の複雑さに驚いたことでしょう。最近では共働きをする家庭も増えてきたため、一家に一台以上車を持つことも一般的になりました。
自動車保険の保険料は、2台目以降からは少し扱いが変わります。1台目と保険料が同じでは、かなりの負担になってしまいます。そこで、ここでは2台目以降の自動車保険の保険料を、安く済ませる方法について紹介していきましょう。
新規購入2台目の自動車保険料を安くする”セカンドカー割引”
共働き以外でも子供が免許をとったり、二世帯住宅にしたりと車を2台持ちするときに保険に入るのは、ほぼ絶対条件と言ってよいでしょう。そんな時に活用したいのが、家庭内で2台目を買った時に利用できる、セカンドカー割引です。
セカンドカー割引を活用すれば、1台目の自動車保険料よりも安い支払い料金で保険に加入できます。月額でも確実に保険料が変化するので、2台目の購入を考えている方は、セカンドカー割引をぜひ検討しましょう。
それでは実際にセカンドカー割引を適用した場合、自動車保険料は一体どれくらい安くなるものなのでしょうか?続いてはセカンドカー割引を活用するとどのくらい安くなるのか、その割引率を具体的に見ていきます。
セカンドカー割引ならどのくらい安くなる?割引率について
セカンドカー割引は、等級と年齢条件が大きく関わります。まずは6等級と、それぞれの年齢条件を加味した割引率の違いを見てみましょう。以下はそれぞれ6等級であることが前提です。
年齢条件なし | +28% |
---|---|
21歳以上補償 | +3% |
26歳以上補償 | -9% |
30歳以上補償 | -9% |
次に7等級の場合における年齢別割引率です。
年齢条件なし | +11% |
---|---|
21歳以上補償 | -11% |
26歳以上補償 | -40% |
30歳以上補償 | -40% |
このように割引率は40%にも上ることが分かり、更に等級によってはこれ以上の割引も可能です。
セカンドカー割引を適用するための条件
セカンドカー割引がどれくらいの効力を持つのか、分かってきたでしょう。ですが実際にセカンドカー割引を適用するためには、様々な条件を満たしている必要があります。
つづいて紹介するのは、セカンドカー割引の適用条件です。
【条件1】1台目が11等級以上&個人所有であること
まずセカンドカー割引を適用するうえで必要なことは、まず1台目の車の保険が11等級以上であることが挙げられます。
2台目の割引は事故のリスクが少ないという判断に基づき適用されるものなので、1台目で事故が多いと割り引けません。
また新しく追加する車両の記名被保険者、つまりは車の所有者が個人であることも絶対満たさなくてはならない条件です。
セカンドカー割引自体が個人を対象にしたものなので、それ以外の車、例えば会社の使用する車はまた別の保険になるので注意しましょう。
セカンドカー割引を利用できる名義の範囲
セカンドカー割引には、利用できる名義の範囲が限定されています。誰でも無制限に割り引けるわけではありません。一般的には自動車保険の年齢条件と同じく、セカンドカー割引も範囲が家族間という形で定められています。
その家族間が示す範囲が焦点になりますが、ここでは以下の人間は割引対象です。
- 車を所有している本人
- 契約者本人の配偶者
- 以上の2名と同居する親族
一方でセカンドカー割引が適用されないのは、別居の親族や、別居且つ未婚の子供です。
【条件2】2台目の車がはじめて契約する車かつ個人所有のものである
そして最後にセカンドカー割引を適用するために不可欠な条件が、2台目の車がはじめて契約する車であり、なお且つ個人所有の車であるというものです。
個人所有という点においては、先述した部分と同じ解釈で構いません。新規で取得した車にのみ適用できるセカンドカー割引は、車両の契約が純新規契約であることが求められます。
個人所有でありながらも、すでに契約済みであるケースにおいては、適用外と判断されるため気を付けましょう。
セカンドカー割引を適用するための必要書類
セカンドカー割引を申請する際には、書類での審査も必要となるので、必要なものを紹介します。まず必要なのが、新規の車の車検証です。これはまだ手元にない可能性もあります。
ただし車の所有者と用途車種が判断できれば良いので、車両の誓約書や見積書でも代用できます。車検証があれば、それで問題はありません。
そしてもう一つ、必要なのが保険証券です。この保険証券は、等級が11級以上かどうかを判断するために用いられるので、車検のように別の物で代用すること不可能です。
セカンドカー割引を利用する際に注意すべきポイント
準備と手続きさえしっかりしていれば、セカンドカー割引は簡単に自動車保険料を下げられる良い手段です。しかし注意しなければならない点も多々あります。続いてはセカンドカー割引適用における注意点を見ていきましょう。
2台目の車は他社保険会社契約でも割引が適用される
2台目を自動車保険に加入させる場合、なにも同じ保険会社に加入する必要はありません。セカンドカー割引を適用する場合にも、1台目の保険会社と2台目の保険会社が違っていて問題はないのです。
そうしたケースでもセカンドカー割引は受けられるので、メリットはかなりあります。つまり2台目の自動車保険会社は、比較して最も割引額が大きい保険契約を選べるのです。
同じ補償内容でも、割引の金額に差が生じることは考えられます。より良い保険会社を見つけるチャンスでもあるので活かしましょう。
2台目の自動車保険は補償内容の重複に注意する
セカンドカー割引の制度だけに注目してしまうと、特約の重複を忘れてしまいがちです。
補償内容が重複してしまうと、保険料をせっかく割り引いたのに、不要なお金を払うことに繋がってしまいます。こうした無駄な重複が起こりやすい箇所を紹介します。
人身傷害補償保険の重複
事故によってケガをしてしまった、または死んでしまった時に保険金を受け取る人身傷害補償保険は、重複して保険金を受け取れません。つまり重複していると払っている分だけ、無駄になっているのです。
この問題の解消には以下の人身傷害補償保険の、二つのタイプを使い分けることが重要です。
- 契約中の車だけでなく他の車や歩行中も補償するフルサポート型
- 契約中の車のみ補償する限定タイプ
これらの二つを使い切ることで、人身傷害補償保険の重複を防げます。
ファミリーバイク特約/自転車事故補償特約の重複
原付バイクに乗車時を補償するファミリーバイク特約ですが、所有している原付バイクの中で1台でも特約に加入していれば、すべて補償してくれます。つまり2台目以降のバイクには特約は不要なので、重複させないようにしましょう。
弁護士費用等補償特約の重複
事故の際に弁護士を雇う費用を補償する弁護士費用等補償特約は、家族の範囲限定ですべての車の補償ができます。これも2台目以降の保険料が重複すると無駄になってしまうので、重複が無いように心がける必要があります。
個人賠償責任危険補償特約の重複
上記の3項目と同様に、個人賠償責任危険保障特約もまた、重複した保険料が無駄になります。
所有する車の中で、いずれか1台でも契約していれば、必要な範囲はすべて補償範囲内になります。そのため2台目以降の車の契約前に、1台目の契約を確認しましょう。
2台持ちでも保険料安い!セカンドカー割引に併用すべきこと
車を2台以上所有するときに、セカンドカー割引を適用すると保険料がかなり安くなることをここまで紹介してきました。このセカンドカー割引以上に、更に保険料を安くするためにはもう一つ手段があります。
それがセカンドカー割引に、他の保険料を併用することです。セカンドカー割引単体でも、かなり保険料を下げられますが、セカンドカー割引との併用でお得になるものが多々あります。そうした併用可能な割引について紹介します。
等級の引継ぎ(譲渡)と車両入れ替えで割引
自動車保険は、保険契約範囲内の同居している家族、親子間であれば等級ごと保険の譲渡が可能になっています。まず以下のようにして親と子が車を所有し、保険に加入しているとしましょう。
- 親がプリウスを所有しノンフリート等級14等級
- 子がアルトを所有しノンフリート等級7A等級
以上の状態から、親の持つプリウスの保険を、子へと譲渡した場合、年齢条件も変更され以下のようになります。
- 子がアルトを所有しノンフリート等級14等級
- 親がプリウスを所有しノンフリート等級7C等級
譲渡すると本来の保険からプリウスは除外されてしまいますが、セカンドカー割引を適用した状態で、自動車保険に改めて加入することができます。その結果として世帯全体での保険料を安くできます。
自動車保険一括見積もりを利用するともっとお得に
自動車保険を安くする方法は分かりましたが、実際に手続きするのは正直面倒なところではあります。しかし自動車保険の一括見積もりサービスを使えば簡単に、尚且つもっと安くできるかもしれません。
自動車保険一括見積もりサービスでは、希望の条件を入力するだけで、大手の損害保険会社から自動車保険を選ぶことができます。通常の見積もりではできないような、数社間の比較も容易になります。
つまりは、より良い保険会社、より安い自動車保険契約を結べるので、今よりもお得になります。おそらくセカンドカー割引を検討する際には、今までの自動車保険の加入条件を見直す時期でもあるでしょう。
同じ補償内容でも保険料の違いは会社ごとにあるので、まずは見積もり比較が大切です。
まとめ
新しく購入した2台目以降の車で保険に加入したい時、その保険料を安くする仕組みをセカンドカー割引と言います。セカンドカー割引の割引率は高く、等級によっては40%以上の割引率にもなります。
適用条件は多々ありますが、それ以外にも注意点がありました。特に保険内容の重複は気を付けるべきでしょう。ただしセカンドカー割引でも、保険の更新には手間がかかります。そこで活用したいのが、自動車保険の一括見積もりサービスです。
一括見積もりサービスを利用すれば、優良な損害保険会社の自動車保険を一度に比較することができます。
確かにセカンドカー割引だけでも保険料は安くなりますが、様々な会社の補償と保険料を比較すればより安くなります。保険料を下げたい方は、まずは一度試してみましょう。