必ず知っておきたい!自動車保険の代理店を変更する前に知るべき情報
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自動車保険の代理店を変更する際、まだ保険の契約が満了する前だった場合には変更できるのか?
引っ越しやトラブルを理由に自動車保険の契約はそのままで代理店だけを変えたいけれど、それは可能か?
自動車保険の代理店変更に際して気になることはいろいろあります。そこで今回は代理店変更をするときに知っておいた方がいい情報や手続きに面倒のない保険の入り方などについてご紹介したいと思います。
引っ越しなどの理由で「自動車保険の契約はそのまま、代理店だけを変更したい」というケース
引っ越しや代理店とのトラブルや不満などによって、現在加入している保険契約自体はそのまま継続して、代理店だけを別なところに変更して移したいと考えている方もいるかもしれません。
有名な代理店型自動車保険会社の公式サイトを調べると以下のように書いてありました。
損保ジャパンの自動車保険の代理店変更は?
「取扱代理店の変更はできますか?」
保険期間中に取扱代理店を変更することはできません。
ご契約更新のタイミングで担当営業店に契約者ご本人さまよりお問い合わせください。
担当営業店が不明の場合はカスタマーセンターにてお調べいたしますので、契約者ご本人さまよりご連絡ください。
一般的にいっても損保ジャパンの回答のように「契約期間中の代理店変更はできない」というのが原則とみていいでしょう。
そのため通常、契約期間の満了のタイミングでこちらから代理店へ連絡をし、代理店変更の旨を伝えて移行手続きをするという流れとなります。
三井住友海上の自動車保険の代理店変更は?
原則、保険期間の途中で取扱代理店の変更は行っておりません。
保険証券に取扱代理店の連絡先が掲載されておりますのでご相談願います。
三井住友海上でも、原則的に契約途中での代理店変更はできないとされています。
東京海上の自動車保険の代理店変更は?
東京海上のサイトには代理店変更については明示されていませんでした。
ニッセイ同和損保の自動車保険の代理店変更は?
ニッセイ同和損保のサイトには代理店変更については明示されていませんでした。
契約途中であっても、代理店に問い合わせてみるのも
契約途中であっても、「県外の遠い土地へ引っ越す」といったどうしても代理店を変えなければ不都合だという場合には一度相談してみるといいでしょう。
絶対変更できないということはないかと思いますし、自動車保険会社や代理店によっては事情を説明すれば柔軟に対応してくれるところもあるでしょう。
代理店変更は自動車保険の更新時がベストタイミング
自動車保険は通常、一年単位で契約が終了します。満了日に近づいた時に送られてくる書類等で更新手続きをしなければそのまま保険の解約になります。
1年の契約が満了すれば解約か継続かにかかわらず、いったんその期間で契約の節目となりますから、このタイミングに合わせて代理店変更するとスムーズに手続きが行えます。
このとき現在の代理店に問い合わせて、変更の旨を伝えるといいでしょう。また、自動車保険会社に事情を説明して、どのように移行すればいいのか尋ねておいてもいいかもしれません。
もし契約満了日に合わせて代理店だけでなく自動車保険そのものも一緒に変更する場合であれば、このときには何もする必要はありません。
「自動車保険を途中解約して代理店を変更したい」というケース
自動車保険が満了になる前、途中で解約するという場合、新しい自動車保険とともに代理店を変更することもできます。
この場合、代理店というより自動車保険の契約内容について気になる点もあるかと思います。
自動車保険・代理店の変更でも等級は引き継がれる
等級とは事故歴によって保険料が割引ないし割増される仕組みのことをいい、等級は高くなるほど保険料は割安に、反対に低くなるほど割高になります。
この等級は契約期間である1年単位で変化し、1年間無事故であれば翌年に等級アップします。これは自動車保険の中途解約・保険代理店変更を行っても、現在の等級のまま引き継がれます。
ただし、次の等級アップは新しい保険の開始・満了に合わせて行われますので、等級アップのタイミングはどうしても遅れてしまいます。
例えば今の保険が2020年4月満了であれば、その時期まで契約を続けていれば4月以降から等級がアップしますが、その満了を待たずに2020年1月で途中解約して同月に新たな保険に加入した場合、4月以降の等級アップはなくなります。
新たに加入した保険の期間が適用されるため、次に等級アップするのは2021年の1月以降になってしまいます。
3年契約など長期契約でも変更・解約できる?
自動車保険は1年契約がスタンダードですが、3年契約など長期的な保険もあります。
この場合でも解約手続きは可能です。
また、先に支払っている保険料から残りの契約期間を計算して「解約返戻金」が戻ってきます。
自動車保険会社と代理店の関係で分かる「代理店型保険のデメリット」
代理店を変更したいと考えている方はその前に「代理店を通した保険契約」から見直すことをおすすめします。
代理店は自動車保険会社とのあいだで契約を結び、保険会社に代わって利用者と保険契約を行い、仲介となって保険サービスを提供します。
現在、代理店型保険に加入中で、自動車保険料が高いと感じている方は多いかと思いますが、その理由は単純に、代理店を挟むことでコストがかかってしまうからです。
自動車保険のサービスを受けるための費用だけを見れば、保険料は本来もっと安いものです。それが代理店という仲介料がかさばることで自動車保険は格段に高くなってしまいます。
そういう理由から、自動車保険会社と直接契約する「ダイレクト型保険」の場合、代理店型保険と比べて圧倒的に保険料が格安で済みます。もちろんサービス内容も代理店型に劣るものではありません。
つまり契約タイプの違いだけで、自動車保険料が大きく変わるということです。
また、ダイレクト型保険であれば代理店を通さないため、そもそも代理店変更の悩みそのものもなくなります。煩わしい手続きも省けるため、この面からでもおすすめできます。
ダイレクト型保険に加入すると分かるのですが、代理店を通さなくても簡単に契約や手続きが行えます。
保険サービスも充実しており、近年ではダイレクト型が主流になりつつあります。保険の見直しを考えている方はぜひダイレクト型を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は代理店変更をするときに知っておいた方がいい情報、手続きに面倒のない保険の入り方などについてご紹介しました。引っ越しなどで代理店を変更したい方もいらっしゃるでしょうが、原則、契約期間中の代理店変更はできないというのが一般的です。
ただ、どうしても代理店を変えなければ不都合だという場合には一度相談してみるといいでしょう。手続きの面倒が少なく代理店変更をしたい場合には、自動車保険の満了日に合わせて代理店変更するとスムーズに手続きが行えます。
また、契約満了日に合わせて代理店だけでなく自動車保険そのものも一緒に変更する場合であれば、このときには何もする必要はありません。
保険を途中解約して代理店も変更できるかということについては、可能ですし、現在の等級のまま引き継がれます。
しかし、そもそもの話ですが、代理店型保険に加入している方はダイレクト型保険への切り替えをおすすめします。代理店という仲介料が自動車保険料を高くしてしまいます。また、ダイレクト型保険なら代理店を通さない分、代理店変更などの手続きの面倒はなくなります。