【完全版】任意保険の代理店会社とは?メリット・デメリットまとめ!
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自動車任意保険の代理店とは、保険会社と契約者の間に入り、契約の締結から変更、解除、領収書の発行などを行う会社のことです。
契約を行っている保険会社の保険の紹介が主な収入源ですが、他にも、以下のような顧客と保険会社間の連絡や仲介などのサポートも行っています。
- 複数の保険比較、紹介
- 事故にあった際の保険請求
- 保険が適応されるかの問い合わせ
代理店は自動車販売を行うディーラーや中古販売会社も行っており、こちらは副業代理店に分類されます。購入時に契約も一緒に出来ますので便利です。
本文に入る前に「代理店型」のメリット・デメリットが分かりやすくなるように「ダイレクト型」と比較してまとめておきます。
代理店型 | ダイレクト型 | |
---|---|---|
メリット | 保険のプロに対面で相談できる | 代理店型よりも保険料が安い |
デメリット | ・料金が高い ・代理店によって当たりはずれが大きい |
・加入の条件が代理店型より少し厳しい ・事故時のサポートが代理店型より遠い |
ダイレクト型とはネット申し込みの自動車保険のことです。代理店型のように店舗スタッフを通じての契約でない分、圧倒的に保険料が安く済みます。現在こちらが主流となりつつあります。
もし代理店型の保険かダイレクト型の保険かを決めかねているなら、一度一括見積もりで保険料の比較をしてみることをおすすめします。
保険代理店って何?保険会社との仲介
保険代理店とは保険契約を行う際に保険契約の紹介や保険の締結、保険金請求のサポートなど保険会社との仲介を行います。自動車の任意保険の他、生命保険や多種多様な保険の紹介も行っています。
複数の保険会社を紹介出来るシステムになっていますので、比較が容易であるというメリットがあります。現在の直接保険会社と契約を行う通販型のダイレクト保険が出る前、保険業法が改正される1996年までは代理店を仲介してのが主でした。
今でも多くの自動車任意保険は代理店を仲介し、購入時に保険契約の締結を行っています。また保険代理店は仲介する事で手数料を得ており、その収入で経営をしています。
保険代理店のメリット
自動車任意保険では自動車の使用目的、走行量によって保険料が上下する仕組みになっています。
契約者にとって適切な保険を選ぶ際は、代理店に相談をした方が良いでしょう。個人でも直接保険会社と保険契約を行う事は出来ますが、代理店とは情報量が違いますので最適な保険であるかどうかの検証も難しいです。
保険代理店は契約の仲介だけでなく知識の伝達も行いますし、何より保険請求時のサポートは頼りになります。
保険会社と保険代理店の違い
保険会社は保険の締結後保険内容に応じた内容の保証を行います。以下のような様々なジャンルの保険会社があり、人々の生活を支えています。
- 生命保険
- 損害保険
- 自動車保険
生命保険には貯蓄型の保険などもあり、万が一の際の保証の他に貯蓄効果も果たしてくれます。一方保険代理店はというと、保険会社と契約者の間を仲介する事が仕事です。保険適応時のサポートなどで周知されています。
生活の多様化に伴い、保険内容も複雑化してきており目的に合った保険を選び、特に類似している保険と比較する行為は難しくなっています。保険代理店の存在により、保険はわかりやすく選ばれやすくなりました。
今後も生活していく上でのリスク管理をサポートする存在として、代理店は確かな位置を保持していくでしょう。
保険代理店の業務
保険代理店の業務は顧客の新規開拓、契約更新、保証内容の説明などを行います。保険会社にとっても顧客を増やしてくれる頼りになる存在です。その人にとってどのような役割を保険が果たすのか、などの説明も顧客に行う役割があります。
契約書の作成や提供、更新が主な業務になりますが、万が一の際に保険金がスムーズに支払われるようにサポートする事も保険代理店の仕事です。保険金が支払い出来る案件であるかの確認など、気軽に相談しやすい対象とも言えるでしょう。
注意点として、保険代理店は保険金を受け取れるように調整業務は行っておりません。保険会社に申請は出来ますが相談して受取りの有無を確認する事は出来ませんので、注意が必要です。あくまで仲介者や知識を伝え、紹介する役割となっています。
保険契約時&契約後に請け負う業務
保険代理店は保険契約時に保険会社に契約の申請を行います。代理店には申請用の書類がありますので、それに従い記入し契約を締結します。一年契約の場合定期的に更新の案内を行い、保険契約を継続していくか確認する事も業務内容となっています。
保険は万が一の時の保証となるものですので、継続してかけていなければ意味がありません。また生活の変化に合わせて顧客から保険の変更の依頼があった場合、顧客と相談し、新しい保険の紹介や保険契約の中止の連絡なども行います。
また保険が必要な事態になり、顧客から連絡があった際は保険の支払いがスムーズに行われるようにサポートする役割もあります。申請や今後の流れなど、契約した保険がどのような役割を果たしていくのか説明し、商品の価値を示す事も業務となっています。
保険代理店は大まかに分けて3種類
保険代理店は主に3つの種類に分けられます。
どの業態も保険を紹介、契約の申請をしてくれる点は同じですが、それぞれ特徴があり顧客にあった活用が求められます。
その中で副業代理店は、自動車購入時などに一緒に保険契約を行う店で保険契約が専業ではありません。
専業代理店と独立系ファイナンシャルプランナーは保険契約を専門に扱っており、詳しい知識と生活に密着した保険を紹介出来る技術を武器としています。
専業代理店(プロ代理店)とは保険契約を専門に扱う店
専業代理店とは保険契約を専門に扱う店であり、店に来た顧客だけではなく営業も行い積極的に新規顧客の開拓を行います。
また保険契約時にライフスタイルに合わせた保険の紹介を行い、リスク管理の観点から不安を保険で改善していく事が仕事となっています。
また店としてスタッフがそれぞれ役割分担し営業、事務と別れて業務を行っています。保険契約以降もライフスタイルに合った保険の紹介を行い、結婚出産、育児といった生活の流れに合わせて保険を調整していきます。保険種類も多種多様な点も特徴ですね。
副業代理店に依頼するメリット
依頼をするメリットとしては、多くの保険会社を紹介する事が可能な為、詳細な説明を含んだ保険の比較をする事が出来る点です。
保険商品は複雑化している傾向にあり、特約も多い為どれが自分に合っているか判断するにはかなりの知識が必要になります。
資料などの取り寄せも早く、詳細な分析と共の保険を紹介してくれますので判断しやすいでしょう。また契約後の更新のサポートなども行ってくれますので、万が一の時の生活を支えるリスク管理の面で良い相棒になってくれるのが、専業代理店です。
副業代理店とは通常業務に加えて保険の紹介も行っているお店
副業代理店とは保険契約の紹介が主ではなく、あくまで通常業務に加えて保険の紹介も行っているお店の事を指します。
よく自動車販売店で購入時に保険の更新や対象車両の変更手続きなども行いますが代理店になっている為、そういった処理が可能になっているのです。
変更時に保険契約の会社を変更したい場合などにも対応可能ですが、専業と比較し紹介可能な保険会社は少ない傾向があります。
副業代理店のメリット
保険内容の説明などは行ってくれますが、自分で保険を決めるというより紹介されたものにそのまま入る、といったスタイルになりがちです。
生命保険や損害保険など生活に密着する保険に関しては専業代理店へ依頼をするメリットがありますが、自動車任意保険に関しては専業代理店と大差がない場合が多いです。
その為保険に追加で入る必要がある自動車やバイクなど購入時に入る保険に関しては、副業代理店でも問題はないでしょう。
副業代理店のデメリット
デメリットは提携している保険会社が少ない為、紹介された保険に入るしかない、という点です。
予めこの保険会社が良い、といった事がなければ必要な保険を紹介してくれますので副業代理店は処理を一度で済ます事が出来る便利な存在です。
独立系ファイナンシャルプランナーとは個人または複数人にて保険紹介を行う個人事業主
独立系ファイナンシャルプランナーとは店ではなく、個人または複数人にて保険紹介を行う個人事業主を指します。
必要な資格としてFP1級が目安となっており、加えて複数の資格を所有している場合が多いです。個人での開業になりますので、信頼の目安が必要になるのです。
個人事業主である独立系ファイナンシャルプランナーは複数の顧客を持ち、会社などにも営業をかけ保険診断を行う場合も多いです。その為中小企業診断士などの資格所有が好まれています。
ファイナンシャルプランナーのメリット
顧客を抱えている税理士事務所や保険代理店などに業務した後、さらなるキャリアアップを目指し開業するケースが多いです。
会社と異なり契約した数がそのまま収入に繋がりますが、その人物の魅力がファイナンシャルプランナーに頼るか否かに直結します。実力勝負という面が強い職業と言って良いでしょう。紹介可能な保険内容も幅広く、その人に合った保険を紹介してくれます。
良いライフパートナーとしてもなり得るでしょう。店の場合、担当者が退職するなど対応する人が変わる場合がありますし、個人を頼れる信頼感の有無は安心感も違って来るため、独立系のファイナンシャルプランナーを頼る人も多いです。
代理店の種類に関する分類
代理店型・通販型自動車保険の大手を分類しました。
代理店型 | 通販型 |
---|---|
あいおいニッセイ同和損保 | アクサダイレクト(アクサ損害保険) |
朝日火災 | イーデザイン損保 |
AIG損保 | SBI損保 |
共栄火災 | おとなの自動車保険(セゾン自動車火災保険) |
ゼネラリ保険 | セコム損害保険 |
損保ジャパン日本興亜 | ソニー損保 |
東京海上日動 | そんぽ24 |
富士火災 | 三井ダイレクト損保 |
三井住友海上 |
保険代理店の店舗数は減少
以前の保険契約は保険代理店を仲介してのもののみでしたが、法律の改正に伴い通販型とも呼ばれるダイレクト型の保険が人気になってきました。
ダイレクト型とは顧客が直接保険会社と契約を結ぶタイプの保険会社であり、インターネットでも契約は可能です。
ダイレクト型のメリット・デメリット
メリットは営業の人材確保や代理店への報酬の支払いがない為、保険料の額を抑える事が出来る点でしょう。
特に初年度1万円引きなど、契約を変える事を第一目標にしている為、初年度は特に安くなります。元に戻った保険料も割安ですので、継続する顧客は多いです。
ただ細かいサポートが受ける事が出来ない、など保険代理店がないデメリットもあります。不景気な時代が続いている為、コスト削減でダイレクト型の保険は選ばれやすく、保険代理店の需要は減少してきている為、代理店の数は減少傾向にあります。
代理店型VSダイレクト型のメリット・デメリット
代理店型とダイレクト型の差は以下のような点があります。
- 代理店型は複数の保険を活用出来るが、ダイレクト型はその会社の保険のみ
- 代理店型は人生のサポートを考えた保険紹介をしてくるので複数の保険が勧められる
- ダイレクト型は代理店紹介の保険と比較し安価
それぞれメリットデメリットがあり、どのように保険を活用したいかにより何が最適か違ってきます。
また保険適応時の対応も異なりダイレクト型は直接請求のみ、代理店型は代理請求が依頼出来る為、お金の請求に抵抗がある場合などは代理店型の方が使いやすいです。
ダイレクト型は自分で全て管理したい人にとってはメリットだけですが、専門家のサポートを受けたい人には従来の代理店型と比較し不満が出るかもしれません。
それぞれの特徴は顧客の性質によりデメリットにもなり得ますので、まずは自分が何を優先したいか考えましょう。
代理店型のメリット・デメリット
代理店型で保険契約を行った場合、契約時にいくつかの保険と比較する事が出来ます。またライフスタイルに合ったものかも検討してくれますので、自分に合った保険選びが可能です。
代理店では担当者が付きますので、何かあった時相談しやすいメリットがあります。保険会社は電話受付など時間が短い場合も多く、電話自体繋がりにくい傾向がありますので、相談しやすい存在として頼りになります。
また代理店を通した場合も保険料の支払いが増える事はありません。コスト的な負担なく専門家の助けが借りる事が出来る、と言って良いでしょう。保険が複雑化している現状では、そのメリットは保険をより身近な商品にしてくれています。
代理店型のデメリット
デメリットとしては直接保険会社に連絡する場合と比較し、仲介しますので返信がダイレクトではなく時間がかかる事でしょう。
営業の中には保険契約数稼ぎを焦る為に、無理に契約を勧める場合もありますので注意が必要ですが、大半の保険代理店は顧客に沿った計画をしっかり考えてくれます。
また、閉店し担当者がいなくなってしまうリスクもあります。とはいえ代理店が倒産しても、保険契約は保険会社と締結したものです。保障などは変化ありませんので、実害はないと言って良いでしょう。
ダイレクト型(通販型)のメリット・デメリット
ダイレクト型(通販型)と飛ばれる保険会社の最大のメリットは、営業や実店舗などのコストを削減した結果、非常に安価になっている事でしょう。保険は使われない事も多く、日常的なコストを下げたい人向けに需要が高まりました。
初年度のみ大幅な割引がある、などの新規契約者にお得な契約が揃っており、毎月の保険料の負担に苦しんでいる人には魅力的な商品になっています。必要になった際のサービスも通常の保険と変わりませんので、安心して変更する事が出来ます。
保険の内容をきちんと理解しており、直接契約を行う事が出来る人にとっては非常に良いダイレクト型ですがデメリットもあります。
ダイレクト型のデメリット
保険内容は書類で説明され理解する為の知識と、理解力が必要になります。仲介がありませんので申請も自分で行う必要があります。
知識が乏しい場合、予想していた保証が受ける事が出来なかったという場合もあるでしょう。
保険内容の理解をサポートしてくれる存在がない、その事が保険が複雑化してきている現状では大きなデメリットになっています。
代理店型orダイレクト型のそれぞれに合う人の特徴
保険契約を行う際代理店型を利用し契約をする場合、保険の詳細と実際に使えるサービスや保障などの説明を詳しく受ける事が出来ます。
その為保険はかけておきたいが、どの保険会社を使えば良いかわからない、そういった人は代理店の活用がお勧めです。
保険代理店を使う事で、今後の生活にどういった保険があれば安心して生活を行う事が出来るのか考えていく事も出来るようになります。相談しつつ今後の人生設計をしていきたい人も、保険の代理店はお勧めです。
ダイレクト型に合う方の特徴
ダイレクト型は複数の種類の保険を比較し最適な保険を選んでくれる代理店と異なり、自社のサービスを提供するのみの形です。コストが安い為毎月の保険料が安価になっており、すでに必要な保険や保障が明確な人にはこちらの方が良いでしょう。
特に自動車の任意保険では、こちらの方が適している場合が多いです。保険内容と保障への理解力と実践力がある人であれば、ダイレクト型がお勧めです。
ただ思っていた保障を受ける事が出来なかった、など保険への理解が不足している為のトラブルもある為、わからない点は契約時にしっかり確認しておきましょう。
良い代理店の見つけ方
保険代理店は数多くあり、専業代理店は顧客探しを熱心に行っています。その為保険代理店選びも迷うものですが、良い所はいくつか特徴があります。保険代理店では担当が名刺を渡してきますが、名刺の資格一覧を確認しましょう。
HPで確認出来る場合もありますが、名刺にはその人の情報が詰まっています。FPの他AFPやCFP,有用な資格をきちんと保持しているか、保険アドバイザーなどどういった民間資格を所有しているか等、重要なポイントになります。
保険のアドバイスなど資料を使ってわかりやすく説明をしてくれるか、その時必要な保険だけではなく今後もライフスタイルに必要な保険探しの良い相談相手になれるかも大切です。説明がわかりにくい場合は担当者を変わってもらっても良いでしょう。
大切なポイント
複数の保険会社の取り扱いをしているかどうかも、大切なポイントになります。対応会社が少ない場合選択する保険に偏りが出る場合もありますので、代理店を選ぶ際はどの位の数の保険会社を対応しているかも見ておきましょう。
良い保険代理店はその時点で必要な保険の紹介だけではなく、結婚子育て、介護といったライフスタイルの変化に合わせて対応できる保険を紹介してくれます。良い代理店との出会いは、今後の人生において必要な保障を考える良いチャンスにもなるのです。
迷ったら一括見積もりで決めよう
安い保険を見つけたい場合保険の一括見積サイトが非常に便利です。約20社の自動車保険会社の価格を比較できます。
特にダイレクト型は初年度格安になる場合が多いです。等級などもそのまま引き継がれますので、保険会社を変更した場合でも損をする事はありません。
保険内容の条件を今のとは別のものに想定し、入力すれば試算することもできます。便利なサービスなのでぜひ利用してみてください。
まとめ
任意保険を決める場合、保険代理店で探す方法も良いのですが、コストを見直したい場合は一括見積で探す方法が特にお勧めの方法です。
自動車保険の一括見積は現状を入力する事ですぐに変更可能な保険会社の一覧を出してくれ、その中から最適な保険を選ぶ事が出来ます。
ダイレクト型も一括見積の対象に含まれていますので、比較可能な保険会社を確認しておきましょう。知名度の高い多くの保険から一括見積で比較をする事出来ますので保険コストの削減がしやすくなります。
一括見積で保険料を安価に抑えた上、保障を維持出来る為顧客にとってのメリットは大きいです。
ただ様々な特約など保険の拡張性について判断がつかない場合、代理店でプロの助言を聞く方法がお勧めです。