
車保険の等級が上がる・下がる場合の保険料シミュレーション【一覧】
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自動車保険の保険料は、どのようにして値段が決まっているのでしょうか。基本的には等級によって割引率が決まるのですが、他にも様々な要素で保険料の値段は変わります。
- 等級による割引き
- 記名被保険者の年齢
- 免許証の色
- 補償や特約の内容
- 車種
- 年間の走行距離
などが代表的な要素になります。最近ではリスク細分型といって、過去の統計から事故を起こすリスクが細かく決まっているのです。これによって様々な条件で保険料は上下すると考えて良いでしょう。
【全等級別】自動車保険料の割引率目安
等級 | 無事故の場合 | 事故有の場合 |
---|---|---|
1等級 | 約60%割増 | |
2等級 | 約30%割増 | |
3等級 | 約10%割増 | |
4等級 | 数%割引 | |
5等級 | 約10%割引 | |
6等級 | 約20%割引 | |
7等級 | 約30%割引 | 約20%割引 |
8等級 | 約40%割引 | 約20%割引 |
9等級 | 約40%割引 | 約20%割引 |
10等級 | 約45%割引 | 約20%割引 |
11等級 | 約50%割引 | 約25%割引 |
12等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
13等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
14等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
15等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
16等級 | 約50%割引 | 約40%割引 |
17等級 | 約50%割引 | 約40%割引 |
18等級 | 約50%割引 | 約40%割引 |
19等級 | 約60%割引 | 約40%割引 |
20等級 | 約60%割引 | 約40%割引 |
【全等級別】3等級・1等級下がった保険料の割引率目安
3等級ダウンの事故を起こしたときの保険料の割引率目安
年 | 等級 | 保険料(イメージ) |
---|---|---|
次年度 | 事故あり7等級 | 116,000円 |
2年後 | 事故あり8等級 | 115,000円 |
3年後 | 事故あり9等級 | 113,000円 |
4年後 | 無事故10等級 | 80,000円 |
5年後 | 無事故11等級 | 77,000円 |
6年後 | 無事故12等級 | 76,000円 |
合計額(概算) | 577,000円 |
1等級ダウンの事故を起こしたときの保険料の割引率目安
年 | 等級 | 保険料(イメージ) |
---|---|---|
次年度 | 事故あり9等級 | 113,000円 |
2年後 | 無事故10等級 | 80,000円 |
3年後 | 無事故11等級 | 77,000円 |
4年後 | 無事故12等級 | 76,000円 |
5年後 | 無事故13等級 | 74,000円 |
6年後 | 無事故14等級 | 73,000円 |
合計額(概算) | 493,000円 |
【全等級別】1等級上がった保険料の割引率目安
等級 | 保険料(イメージ) |
---|---|
無事故11等級 | 77,000円 |
無事故12等級 | 76,000円 |
無事故13等級 | 74,000円 |
無事故14等級 | 73,000円 |
無事故15等級 | 71,000円 |
無事故16等級 | 70,000円 |
合計額(概算) | 441,000円 |
等級以外にも保険料のアップ・ダウンがある要因
先にもお伝えした通り、等級以外にも保険料の値段がアップする、ダウンするといった条件がついています。再度まとめておきましょう。
- 記名被保険者の年齢
- 車種
- 走行距離
- 免許証の色
- 補償や特約の内容
これらが代表的な要素となります。ここでは記名被保険者の年齢、車種といった点にスポットをあててみましょう。意外と大きな要素ですので、保険料の節約をしたい人は頭に入れておいて損はありません。では詳しくみていきます。
年齢・年代別によって保険料率や相場、割引率が違う
自動車保険では記名被保険者の年齢や年代によって、保険料の割引率が大きく違ってきます。その理由としては、事故を起こしやすいのかどうかです。
例えば免許を取り立ての10代後半から20代前半は、事故を起こすリスクが高くなります。反対に40代にもなれば運転経験から事故を起こすリスクが低くなるのです。
各保険会社で詳細は異なりますが、およその年代区分があります。
- 年齢を問わず
- 21歳以上
- 26歳以上
- 30歳以上
というような形です。10代は年齢を問わずに区分されるのですが、基本的に保険料がかなり高くなります。21歳以上でも割引きがされますが、それでもまだ高額だと言えるでしょう。ほとんど割引きがされないからです。
これが26歳以上になってくると、保険料の割引率が高くなるので値段も安くなってきます。特に30歳以上の区分になると、かなりの割引きを受けることができるのです。さらに保険会社によっては、30歳以上でも細かく分類するケースがあります。
40代、50代までは格安の保険料でしょう。60代以降になると少し割引率が減りますが、ゴールド免許だと値段がほぼ変わらない水準です。
車種別によって保険料率や相場、割引率が違う
車種によっても保険料の割引率が異なるので、値段についても大きく違いがでてきます。これも先ほどのリスク細分型の考えに沿ったものです。
例えばスピードがでるスポーツカーと、軽自動車を比較した場合、どちらが事故を起こした時の被害が大きいでしょうか。こうしたリスクで割引率が異なるのです。
- 普通自動車
- コンパクトカー
- 軽自動車
ここではこの3つの区分で考えてみましょう。最も保険料が安くつくのが軽自動車です。ちなみに軽自動車は、どの車種でも同じ保険料率となっています。基本的に事故を起こした時の、補償額が低くなりがちなため、割引率が高くなっているのです。
次に保険料の割引率が高いのがコンパクトカーになります。軽自動車よりは大きく、取り回しも良いため人気のある区分です。比較的にボディサイズも小さいため、保険料も割安な方だと言えるでしょう。
ただコンパクトカーでも、スポーツカータイプのものは保険料が高くなりがちです。最後に普通自動車ですが、こちらが最も保険料が高くなります。ボディサイズも大きく、補償額も多額になりがちだからです。
普通自動車もコンパクトカーと同様に、スポーツカーなどリスクの高い車だと保険料が跳ね上がります。
自動車保険料の比較なら一括見積もりサービスが簡単
自動車保険の保険料というのは、どれだけ割引きがきくのかで値段が大きく違ってきます。保険会社も補償内容や特約では差がつけにくくなってきているため、保険料の割引きで独自の工夫をしているのです。
結果として同じ補償内容であっても、保険会社が異なるだけで2割から4割は保険料が違ってきます。その保険料の違いを知るには、とにかく見積もりをとってみるしかありません。その時に役立ってくれるのが一括見積もりサービスです。
複数の保険会社に対して、一括して見積もりを請求してくれますので、効率よく集めることができます。
まとめ
自動車保険の保険料は、等級を始めとして様々な条件で割引率が違ってきます。そのため最終的な値段も、大きく差がでてしまうのです。そのため自動車保険を契約する時には、契約者の条件を吟味しておく必要があります。
契約者の年齢は変更のしようがありませんが、車種や補償・特約の有無、年間の走行距離など自分の条件を、しっかりと把握しておくことが節約の第一歩になります。また忘れてはいけないのが、一括見積もりを使うことです。
保険料は各保険会社が独自に規定する割引率があるため、同じ保障内容でも保険料の値段が違ってきます。2割から4割は違いがでると言われていますので、必ず複数の保険会社から見積もりをとって比較してください。