自動車保険は『6等級』割増スタート!即効で保険料を安くする裏技!
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昨今では自動車事故の賠償金が高額化の一途をたどっています。既に自賠責保険だけで賄うことは難しい時代です。そこで任意保険となる自動車保険に、加入することが大切です。
万が一の時にも安心できるので、できるだけ加入するようにしましょう。ただ自動車保険に加入するとしても、気になるのは保険料です。
特に若い人ですと保険料は高額になりがちなので、加入を躊躇ってしまうケースもあるでしょう。そこで加入直後から保険料を安くする裏技をいくつか紹介してみます。
自動車保険の初めての等級は『6等級』からスタート
自動車保険の保険料は等級によって決まります。これは安全運転をしているドライバーかどうかのランクです。各保険会社共通のもので、初めて加入する時は条件を満たさなければ、必ず6等級からスタートとなります。
この等級ですが、実は1等級から20等級まで分かれています。数字が大きくなるほど、安全運転をしているドライバーということです。保険会社としてもリスクが低くなるので、保険料の割引きをしています。
反対に数字が小さくなるほどリスクが高いドライバーなので、保険料が高くなる仕組みです。
6等級の保険料の相場金額はかなり高い(割増スタート)
6等級からのスタートで自動車保険は始まります。保険料ですが、実はこの等級によって、割引き割り増しが違ってくるのです。一般的に3等級からは割り増し金額となっています。
ちなみに6等級は19%割引きと決まっているのですが、保険料がかなり割高だと感じる人が多いでしょう。さらに20歳以下の人が対象となる全年齢補償だと25%もの割増料金になります。ちなみに20等級になると、最大で63%もの割引きになります。
同じ保険内容でも、かなり金額に差がでてくるのがわかるはずです。通常等級というのは1年間事故をしなければ、1つ上がる仕組みになっています。つまり6等級からのスタートだと、最短14年で20等級になることができる仕組みです。
ただし必ずしも6等級からスタートするわけではありません。実は条件を満たしていれば、もう少し上の等級からスタートすることができるのです。
- セカンドカー割引を使う
- 等級引き継ぎをする
この2つが代表的な方法です。これは保険会社が認めているものですので、堂々と使えるでしょう。ちなみに自動車保険の等級を誤魔化すことはできません。先にもお伝えしましたが、各保険会社で等級の情報を共有しているからです。
セカンドカー割引で7等級からスタートできる場合も
自動車保険の会社によっては、セカンドカー割引というものがあります。原則として自動車保険に初めて加入する時は、6等級からのスタートです。
ただ自分自身以外で家族や配偶者が、自動車に乗っているのなら話が違ってきます。詳しい条件を紹介しましょう。
- 配偶者か同居の親族が自動車保険の契約している
- 新規契約の保険開始日に、もう1つの保険の等級が11等級以上
- 1台目、2台目ともに社用車ではなく、自家用車であること
この3つの条件を満たしている場合、セカンドカー割引が有効なのです。この場合、6等級からのスタートではなく、7等級からのスタートになります。ちなみに1台目が契約している自動車保険と、2台目の保険会社が違っていても問題ありません。
保険会社の等級の割引目安(一覧表)
等級 | 無事故の場合 | 事故有の場合 |
---|---|---|
1等級 | 約60%割増 | |
2等級 | 約30%割増 | |
3等級 | 約10%割増 | |
4等級 | 数%割引 | |
5等級 | 約10%割引 | |
6等級 | 約20%割引 | |
7等級 | 約30%割引 | 約20%割引 |
8等級 | 約40%割引 | 約20%割引 |
9等級 | 約40%割引 | 約20%割引 |
10等級 | 約45%割引 | 約20%割引 |
11等級 | 約50%割引 | 約25%割引 |
12等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
13等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
14等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
15等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
16等級 | 約50%割引 | 約40%割引 |
17等級 | 約50%割引 | 約40%割引 |
18等級 | 約50%割引 | 約40%割引 |
19等級 | 約60%割引 | 約40%割引 |
20等級 | 約60%割引 | 約40%割引 |
割増スタート前に”即効”で保険料を安くする5つの裏技
自動車保険に加入したいけれど、保険料が高いと悩んでいる人に向けて、保険料を安くする5つの方法を紹介します。どの方法を選択するかで、割引きの率も変わってくるので、自分自身にあった方法を選択するようにしましょう。
1.等級交換(入れ替え)で家族から等級引継ぎを行う
大きく自動車保険の保険料を割り引きできるチャンスが、等級引継ぎという方法です。これは既に自動車保険に加入している家族から、その等級を引き継ぐ方法のことです。
仮に親が20等級であれば、そのまま引継ぎができるので20等級からスタートできます。
- 等級の引継ぎは同居の家族であること
- 家族とは配偶者、同居の子ども、同居の親族
この条件さえ満たしていると等級の引継ぎができます。代表的な例が、高齢の親が免許証を返納するから、同居の子どもがそのまま等級を引き継ぐというものです。
6等級からのスタートにはならないので、引き継ぐ等級次第ではかなりの割引きが期待できます。ただ手続きの量が増えますので、通常よりも契約までの時間が増えてしまいます。つまり早めに申込をしなくてはいけません。
中断した自動車保険がある場合は必ず引継を!
自動車を所有していても、手放すケースがあります。例えば転勤になったが、海外なので自動車を持っていけないなどの場合です。この時に手続きをしておきたいのが、自動車保険の中断というものなのです。
一般的に自動車保険は解約をしてから、13ヶ月以内に契約がなければ等級がリセットされてしまいます。この場合、再び契約をすると6等級からのスタートになるのです。しかし中断手続きをしていると、それ以上の期間は等級が保持されたままになります。
どのような理由で中断をするのかにもよりますが、通常は3年最長で10年も中断期間を設けてもらえます。無事故で自動車保険の等級も上がっていたのなら、それを無駄にしてしまうのはもったいないことです。
あまり知られていない制度ですので、仮に自動車を手放すことがあれば、中断手続きをしておくといいでしょう。
2.セカンドカー割引の条件と名義設定で節約
上でも紹介したセカンドカー割引ですが、実はもう少し工夫をすることでより保険料を安くすることができます。特に注意をしたいのが、保険の名義人です。保険業界では記名被保険者という呼び方をしていますが、この部分を上手く設定しましょう。
車の保有者、つまり車検証に記載されている名義と違ってもいいの?と疑問に思う人もいるはずです。この点についてはセカンドカー割引の条件には含まれていません。
- 2台とも自家用車である
- 1台目の契約者が同居の親族である
- 1台目の等級が11等級以上
の3つを満たしていればいいからです。記名被保険者にした方がいい人の条件を紹介しておきます。
- 免許証がゴールドの人
- 年齢が高い人
記名被保険者とは主な運転者を指します。夫婦の場合はペーパードライバーで片方がゴールド免許というケースもあるでしょう。この場合、運転しない人を名義人にしてはいけません。
3.ミニフリート契約(保険証券をまとめる)で節約
セカンドカー割引では、もう1つ保険料を節約する方法があります。それがミニフリート契約にするというものです。ミニフリートとは2台以上、9台以下の契約を意味します。ちなみに1台だけの契約はノンフリート契約と呼ばれています。
フリートとは船団を意味する言葉で、複数の自動車の契約を1つにまとめてしまうことで、割引きをきかせることができるのです。保険会社にもよりますが、一般的には2台だと3%の割引きが適用されます。
ただミニフリート契約には、注意したい事項もあるのです。
- 2台目以降の車の保険始期日が1台目と同じになる
- 保険内容が1台目と同じになる
という点です。つまり新車購入をしたとしても、2台目の車が中途半端な時期に納車された場合は、保険の始期日まで間ができてしまうのです。
保険契約も包括となるので、2台目はこうしたいとカスタマイズができません。
4.不要な特約や補償をなくし免責を設定する
自動車保険の保険料を節約するのなら、やはり王道となるのが不要な特約や補償をなくすというものです。特に車両保険における免責設定をしておくと、かなり保険料を安くすることができます。
ただ補償や特約をなくすことは、リスクが高まることでもあるので、十分に注意をしなくてはいけません。
ちなみに免責とは、あらかじめ定めた範囲内の金額であれば保険料が支払われないというものです。例えば車両保険で10万円の免責設定をしたとしましょう。この時に10万円以内の損害を受けたとしても、保険会社は補償をしてくれないのです。
その分、保険料を安くできる仕組みです。特約や補償をけずるのは、なかなか難しいかもしれません。しかし本当に自分に必要なものなのかどうかを、しっかり考えて選ぶ必要があるのも事実です。
5.新規はダイレクト型の自動車保険が安い
自動車保険を節約する時に考えたいのが、どの保険会社を選ぶかです。現在では大きくわけると、2種類の保険会社があります。
- ダイレクト型保険
- 代理店型保険
代理店型保険とは従来の保険です。保険会社と被保険者が直接契約を結ぶのではなく、代理店を通して契約するものです。ダイレクト型保険は昨今テレビのCMなどで良く宣伝をしている保険です。
インターネットを通して保険会社と被保険者が直接契約をするので、ダイレクト型保険と呼ばれています。ダイレクト型保険が安いのは、代理店型保険と比較すると人件費などを節約できるからです。
その分を保険料にも反映させていると考えてください。実際に従来の代理店型保険よりも保険料が安くなった、とする人が多くいます。
新規は一括見積もりサイトで保険料比較してお得に加入
自動車保険に加入する時に、大切なのは複数の会社を比較検討するという点です。同じ内容の保険でも、取り扱う会社が違えば保険料も違ってきます。そのため少しでも節約するのなら、保険料の比較検討が重要になるのです。
ただ保険料の比較をするとしても、自分で1つ1つの会社に見積もりをもらうのは大変です。そこで利用したいのが、自動車保険の一括見積もりサイトになります。一括見積もりサイトは無料で利用できるネット上のサービスです。
一括して複数の保険会社に見積もりを依頼してくれますので、労力や時間を使わなくてすみます。また24時間365日の受付をしているのもポイントでしょう。仕事が忙しい人でも、効率よく見積もりを集められるからです。
まとめ
初めて自動車保険に加入する場合、6等級からのスタートになるので保険料がどうしても高くなってしまいます。特に若い人は保険料の割引きそのものが少ないので、割高になってしまうのです。しかし少しでも保険料は節約したいものでしょう。
そこでお勧めしたいのが、セカンドカー割引や等級引継ぎを上手に利用するという点です。これらを利用すれば、スタートの等級を引き上げることができます。7等級からのスタートでも割引率が違ってきますので、検討してみてください。
ただ根本的に保険料を節約したいのなら、別の視点も必要です。不要な補償や特約をけずったり、保険会社を選ぶのも重要なポイントになってきます。そこで自動車保険の一括見積もりサイトを利用して、上手に保険会社を選ぶようにしましょう。