普通車の任意保険料の相場が全てわかる【等級・年齢・車種・損保別】
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自動車保険の任意保険の場合、記名被保険者の等級や年齢などの条件設定、契約する自動車保険会社や車の車種・型式など、様々な項目で自動車保険料が大きく変わってきます。
等級一つ変わるだけでも保険料が変動するため、保険料の相場を参考にする場合には「あくまでも個人によって違うものだ」と理解しておく必要があります。
自分の保険料っていくらなんだろう。自動車保険会社の選び方や補償内容を整えていけば、どれだけ節約することができるのだろうか。
このように気になる方は保険料の平均相場をチェックしたのち、無料でできる自動車保険一括見積もりサービスで試算してみてください。相場を調べ回るよりもはるかにラクで、何よりも、現実的なあなたの保険料を知ることができます。
自動車保険一括見積もりを利用すれば、その3分後には複数の保険会社の見積もり結果を知ることができます。車両保険をはずしてみたり、特約を付けてみたりという風に好きな設定で保険料を算出できますよ。
【等級別】普通車による任意保険の保険料平均相場
自動車保険料は年齢や補償範囲など細かな設定でその金額が大きく変動します。なかでも、保険料の算出にあたって、等級による影響力はかなり強いものになります。
「等級(ノンフリート等級)」とは事故歴に応じて保険料を割引ないし割増する仕組みです。1等級~20等級まであり、数字が高くなるほど保険料の割引率が高くなります。
初めて自動車保険に加入すると「6等級」からスタートします。1年間無事故であれば次の年に1等級上がります。
以下は一部抜粋した等級ごとの割引率です。
等級 | 無事故の割引率 | 事故ありの割引率 |
---|---|---|
20等級 | 63% | 44% |
15等級 | 51% | 33% |
10等級 | 45% | 23% |
6等級 | 19% | 19% |
3等級 | ※割増12% | ※割増12% |
現在の等級が、前年無事故で等級アップした人は左の割引率を、事故によって等級ダウンした人は右の割引率を参考にしてください。
このように同じ等級でも、ダウンした場合とアップした場合では割引率が違うので注意しましょう。
あとで示す等級別の相場表はアップした場合の「無事故の割引率」を条件とした概算です。ダウンした人はそれよりも少し保険料が高くなると捉えて参考に使ってください。
では、等級による保険料の相場を見てみましょう。
普通車の自動車保険【等級】による保険料シミュレーション
等級ごとの保険料相場表では、3ナンバーのプリウス、5ナンバーのヴィッツで試算した保険料となります。なお、年齢や補償範囲などは次の条件に設定しています。
【条件設定】
年齢:30歳以上 年間走行距離:3000㎞ 運転者限定:配偶者限定
対人賠償:無制限 対物賠償:無制限
車両保険:あり 等級:15等級 免許の色:ブルー
運転者の年齢制限:30歳以上
等級 | プリウス(3ナンバー) | ヴィッツ(5ナンバー) |
---|---|---|
20等級 | 59,100円 | 54,500円 |
19等級 | 61,800円 | 56,900円 |
18等級 | 62,200円 | 57,300円 |
17等級 | 65,200円 | 60,100円 |
16等級 | 66,800円 | 61,500円 |
15等級 | 69,800円 | 64,300円 |
14等級 | 72,100円 | 66,400円 |
13等級 | 76,700円 | 70,600円 |
12等級 | 79,700円 | 73,400円 |
11等級 | 85,000円 | 78,400円 |
10等級 | 91,100円 | 84,000円 |
9等級 | 94,900円 | 87,500円 |
8等級 | 104,800円 | 96,600円 |
7等級 | 107,900円 | 99,400円 |
6等級 | 120,100円 | 110,700円 |
5等級 | 129,200円 | 119,100円 |
4等級 | 145,000円 | 13,1000円 |
この結果は簡略化した計算で、現実の見積もりとは大きくかけ離れている可能性もあるため、必ず一括見積もりで試算して、具体的な金額を出してみてください。
自動車保険に加入したばかりの人と、長年無事故で等級アップした人とでは保険料が半額以上違います。
20代・30代の人や、事故で等級がダウンした人は、もっと安くできないか悩みどころです。
「等級が低い」「1等級ダウンした」「3等級ダウンした」場合の節約方法
まだ若い人だと、いくら無事故で数年乗っていても、等級はそれほど高くないので、保険料の高さに困ってしまいやすいです。また、事故を起こした人で等級ダウンした人も、保険料が上がるのは悩ましいところです。
節約術としてよく耳にするのが、車両保険を外すなどの「補償範囲の見直し」や、運転者の年齢制限などの「条件の変更」などですが、そういう対策をすでにしている人も多いはずです。
誰もができて、そして誰にでも有効な節約方法は「自動車保険会社を変える」というものです。とくに事故して等級が下がった人はかならず、自動車保険の見直しが必要です。
【年代別】普通車の任意保険の保険料の目安
年代別での任意保険の保険料相場も気になるところです。こちらは先に紹介した等級別相場とも関連があります。若い年代ほどそれほど等級が高くありませんから、保険料の割引率も低くなります。
また、運転経験の浅い若者のほうが事故を発生させる可能性が高いとされるため、年齢が低いほど、保険料は高く設定される傾向にあります。
【条件設定】
年齢:「21歳~」「26歳~」「30歳~」「40歳~」 年間走行距離:3000㎞
運転者限定:限定なし
対人賠償:無制限 対物賠償:無制限
車両保険:ありorなし 等級:10等級 免許の色:ブルー
運転者の年齢制限:「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」「35歳以上」
車種:ヴォクシー
年代 | 車両保険あり | 車両保険なし |
---|---|---|
21歳~ | 153,500円 | 65,000円 |
26歳~ | 92,500円 | 39,200円 |
30歳~ | 88,500円 | 37,500円 |
40歳~ | 55,760円 | 27,460円 |
40代50代にかけて保険料の格安を実現しやすいので、現在の保険料が高くないかな?と感じる人は、無駄な支払いをしている可能性があります。
20代など保険料の高い場合、車両保険の有無でこれほど金額に差が出ると、車両保険を外すべきか迷ってしまいますが、お車が新車1年~3年目以内であれば、車両保険は加入しておくのが間違いないと言えるでしょう。
そのほか、運転者の年齢制限を設定することでも保険料は安くなります。上の表では保険内容の「年齢条件」を各年代に合わせて限定しています。
年齢条件とは補償する運転者の範囲を年齢によって限定することで割引できる仕組みであり、「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」「35歳以上」といった選択ができます。
すでに26歳であるのに、年齢条件を以前のまま「21歳以上」にしていると損するので、保険の見直しチェックはしておきましょう。
【車種別】任意保険の平均相場を比較
車種 | 例(年間保険料の見積もり) | 保険料の平均相場 |
---|---|---|
普通乗用車(3ナンバー) | プリウス:69,800円 アルファード:72,500円 シビック:71,500円 |
約71,000円 |
小型自動車(5ナンバー・7ナンバー) | ヴィッツ:64,300円 マーチ:61,500円 デミオ:65,000円 |
約63,000円 |
【条件設定】
年齢:30歳以上 年間走行距離:3000㎞ 運転者限定:配偶者限定
対人賠償:無制限 対物賠償:無制限
車両保険:あり 等級:15等級 免許の色:ブルー
運転者の年齢制限:30歳以上
車種別の年間保険料の相場を紹介しましたが、この保険料の値についても簡略化された概算です。
設定条件を見ると、15等級と高めですし、運転者年齢制限を30歳以上としているので、こういった条件によって保険料が割引されています。また、車両保険あり、としていますが、車両保険を外すとさらに安くなります。
こういった相場を把握しておくのも大切ですが、ポイントになってくるのが「複数の自動車保険会社で比較すること」です。
まったく同じ条件設定であるのに、自動車保険会社によって1万、2万円以上で金額が変わってくることも珍しくありません。
【自動車保険会社別】普通車の任意保険の年間保険料のランキング
自動車保険会社の選び方ひとつで、大幅な保険料節約が可能となります。
もし保険料を安くしたいと考えているのなら、保険プランを調整するより前に、最安値の自動車保険会社を調べることから始めましょう。
【条件設定】
車種:ノート 年間走行距離:3000㎞
年齢:30歳以上 運転者の年齢制限:30歳以上
運転者限定:配偶者限定
対人賠償:無制限 対物賠償:無制限 人身傷害:3,000万円
車両保険:一般型 等級:15等級 免許の色:ブルー
弁護士費用等特約など
保険会社名 | 保険料の概算 |
---|---|
アクサ損害保険(アクサダイレクト) | 約4,1000円 |
SBI損害保険 | 約4,5000円 |
チューリッヒ保険 | 約4,6000円 |
イーデザイン損害保険 | 約4,8000円 |
セゾン自動車火災保険 | 約5,0000円 |
ソニー損害保険 | 約5,0000円 |
三井ダイレクト損害保険 | 約5,5000円 |
東京海上日動火災保険 | 約6,3000円 |
AIG損害保険 | 約6,3000円 |
日新火災海上保険 | 約6,4000円 |
損保ジャパン日本興亜 | 約6,6000円 |
三井住友海上火災保険 | 約6,6000円 |
あいおいニッセイ同和損害保険 | 約7,1000円 |
共栄火災海上保険 | 約7,2000円 |
楽天損害保険 | 約7,5000円 |
セコム損害保険 | 約7,5000円 |
富士火災海上 | 約7,6000円 |
全労済 | 約7,6000円 |
JA共済 | 約7,8000円 |
この試算では最も安かったのが約41,000円で、最高値との差額は37,000円でした。保険会社の選び方で、月々の支払額、ひいては3年後、10年後の出費額は雲泥の差です。
補償内容がほぼ同条件で金額だけの差ですから、現在かなり無駄に保険料を支払っているおそれもあります。今の保険料ならより充実した保険プランを作ることもできますし、今の保険プランのままでいいならもっと安い保険料でも済むということです。
何度か説明しているように、個人の条件設定によって保険額は千差万別なため、どこの自動車保険会社が最安値なのかも人それぞれ違います。
そういう事情もあるため、かならず一括見積もりサービスで、比較検討することが重要です。
節約したいなら代理店型からダイレクト型(通販型)の自動車保険に
現在、代理店型の保険に加入しているなら、ダイレクト型の自動車保険に切り替えることをおすすめします。
- 代理店型=店舗で担当者と対面する契約
- ダイレクト型(通販型)=ネットや電話で契約
代理店型は店舗を置く一般的な運営方法ですが、自分と保険会社の間に代理店を挟むため、そのコスト分も保険料に含まれて値上がりしてしまいます。
ダイレクト型は自分と直接に保険会社と契約を結ぶため、代理店型と比べて圧倒的なほど保険料が安くなります。
【ダイレクト型】
アクサダイレクト、チューリッヒ、三井ダイレクト損保など【代理店型】
東京海上日動、AGI損保、三井住友海上など
上の表でいえば、価格の安い上位の保険会社はダイレクト型が占めています。
ダイレクト型はいざという事故のときに不安をいう人もいますが、テレビCMでもお馴染みのダイレクト型保険はサポート面でもかなり充実しており、よっぽど信頼できる代理店と契約を結んでいない限り、ダイレクト型でも十分に頼りになります。
自動車保険一括見積もりサービスで月々の保険料を試算しよう
価格の安さと保険内容の充実がバランスよくとれた、コスパの優れた保険を探したい人はまず「一括見積もり」サービスを使いましょう。
一括見積もりサービスとは、最大20の保険会社の見積もり結果を一括で知ることができます。
- どの保険会社もほぼ同条件で保険料を算出するため、純粋な比較検討が可能
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それもスマホで簡単に入力でき、その時間も5分ほどです。5分後には現実的な保険料を比較できるので、かなり便利ですし、保険会社によってはさらにお得に節約できるプランまでも提示してくれます。
もちろん、スマホの入力だけなので電話などの面倒もありません。
今の保険料よりも3万、4万円ほど安い見積もり結果が出た!ということもざらにある話です。自動車保険のプラン変更や節約を考えている人は絶対に満足すること間違いなしと保証できますよ!
まとめ
今回は普通車の自動車保険の平均相場を以下のような分類で紹介しました。
- 等級別
- 年代別
- 車種別
- 自動車保険会社別
ある条件を設定して算出していますが、年齢条件や等級など少し条件の違いでも保険料は大幅に変動することもあります。
そのため、ご自身の状況に合った現実的な見積もりを調べ、そのうえで自動車保険会社をどこにするか、補償内容をどのように調整するかを考え、節約しつつも役立つ保険を作りましょう。