18歳・19歳・20歳の自動車保険料は高い?価格を安くするコツを大公開
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自動車保険は年齢が若いほど保険料が高くなるという特性を持っています。なぜかというと答えは簡単です。18、 19、20歳の事故率が高いからです。
10代で自動車保険を検討する場合、一番驚くのが保険料の高さです。それを回避するには相場をチェックすることに加えて保険料をどうしたら安くできるかを考えることが大切です。
チェックしておきたい保険ポイント |
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1.車両保険(加入の有無、タイプ、免責金額) |
2.運転者の限定 |
3.家族の等級を引継げないか |
4.車選び(中古車・車種など) |
5.代理店型・ダイレクト型 |
本文で詳しく解説しますが、最も手っ取り早く、効果的に節約し、なおかつ補償を充実させようと思えば、代理店型からダイレクト型保険へと切り替えることです。
一度、各保険会社の補償内容と見積額が比較できる自動車保険一括見積もりで調べてみましょう。
一括見積もりなら保険内容の変更前後でどれほど保険料に差が出るのか試算することもできるのでおすすめです。
20歳以下の保険料が高い理由
20歳以下(18、 19、20歳)の保険料相場はどうして高いのでしょうか。前述のとおり10代の保険料相場が高い理由の一つが事故率の高さです。また自動車免許を取得してからの経験が少ないという点もあります。
経験が少なければ事故リスクは高くなりますし、割引制度も利用できません。年齢が上がるにつれて保険料が割安になるのは運転の技術を磨き、事故率が少なくなるからです。
【理由1】事故率の高さ
統計学上、18、 19、20歳の交通事故率は他の年齢層と比較しても圧倒的に高くなっています。なぜ事故率が上昇するのか、その理由は10代の場合、自動車運転の経験が少なく、とっさの判断においてもミスをする可能性が高くなるからです。
例えばスピードの出しすぎによる交通事故は圧倒的に10代が占めています。スピードを出しすぎると、車を制御するのが難しくなります。
熟達したレーサーならともかく、公道を走行する経験が少ない10代の若者の場合、スピードを出すことに抵抗がなく、例えば突然だれかが飛び出してくるなどの予想が立てられないことから、交通事故を起こしやすくなるため、保険料相場が高くなります。
【理由2】等級の低さ
自動車保険は交通事故を起こさなかった実績に応じて、保険料が割り引かれる等級制度を導入しています。等級制度は1~20等級までありますが、一番相場が割安なのが20等級で、割高になるのが1等級です。
18、 19、20歳の方が自動車保険を契約する場合、どんなに等級が高くてもいわゆるセカンドカー割引を利用した場合に限り、7等級からのスタートになります。そのため割引率が低く、保険料が高くなります。
10代の場合、通常は6等級からのスタートになります。前述のようにセカンドカー割引などを利用して等級をアップすることも可能なのですが、基本的にスタート時は6等級からになるので、こればかりは避けようがありません。
【理由3】ゴールド免許割引を受けられない
自動車保険はリスク細分型と呼ばれる方式を採用しています。交通事故を起こすリスクが低い人なら保険金支払いの可能性が低くなるので、その分だけ保険料が割安になるというものです。
18、 19、20歳についていうと、相場よりも保険料が割安な、いわゆる優良運転者に該当する制度がありません。その一つにゴールド免許割引があります。ゴールド免許割引とは所有者が自動車保険を契約する場合保険料を一定率割り引く制度です。
10代の場合、ゴールド免許を取得できる可能性はありません。20歳でも同様です。18歳で免許を取得した場合、ゴールド免許を取得するには最低でも6年かかります。これが保険料が高くなる原因です。
18歳・19歳・20歳の自動車保険料の平均相場
18歳・19歳・20歳は自動車保険料が最も高くなります。そのため平均相場をチェックして、今契約している自動車保険が高いか安いかを確認することが大切です。10代の保険料が高くなる理由は事故率の多さに由来しています。
損害保険会社はリスクに合わせた保険料設定をしているからです。統計を見てみると、10代の保険料相場が見えてきます。
軽自動車 | 250,000円(一般車両保険あり) | 180,000円(エコノミー型車両保険付き) | 110,000円(車両保険なし) |
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コンパクトカー | 380,000円(一般車両保険あり) | 280,000円(エコノミー型車両保険付き) | 180,000円(車両保険なし) |
ワゴン車 | 370,000円(一般車両保険あり) | 290,000円(エコノミー型車両保険付き) | 200,000円(車両保険なし) |
HVカー | 420,000円(一般車両保険あり) | 300,000円(エコノミー型車両保険付き) | 180,000円(車両保険なし) |
20代の自動車保険を安くする方法
18、 19、20歳の人はどうすれば自動車保険の保険料を安くできるのでしょうか。10代の場合利用できる割引制度が少ないため、選択肢は限られます。それでもいくつかの方法を活用することで、10代でも割安な保険料で契約ができるようになります。
ただし一定の条件を満たす必要があるので、保険料相場の確認と合わせてまずはその方法を検討するとよいでしょう。これから上げるポイントをクリアしているかを考えてください。
保険料の安い自動車保険を選ぶ
18、 19、20歳の人が保険料を節約するための一つの方法は、保険料の安い自動車保険を選ぶことです。自動車保険なんてどこも同じなのだから、保険料も同じなのでは?と思う人もいることでしょう。
実は保険料は保険会社によって異なります。つまり10代でも割安な保険料で契約できる自動車保険があるのです。どのような自動車保険が相場よりも割安なのかというと、人件費が少ないダイレクト型自動車保険です。
ダイレクト型自動車保険というのはインターネットや郵送で申し込みができる自動車保険です。代理店への報酬や窓口での手続きなど人件費が発生しない分、保険料を割安にしています。これだけでも年間1万円以上は節約できます。
運転者の限定
18、 19、20歳の自動車保険料を相場よりも割安にする別の方法もあります。それは運転者を限定することです。運転者の限定というのは、例えば家族や夫婦、本人以外の人が運転し事故を起こした場合、補償が適用されないという条件を指します。
10代の自動車保険はとても割高なので、限定条件を設定するだけでかなり割安になるはずです。もし自分専用の車を持っていて、友人などが運転しないのであれば、本人限定を選択してください。これだけでも割引率はかなり変わります。
結婚していて配偶者も運転する場合は夫婦限定、家族が運転する可能性が有る場合は家族限定を設定します。運転者限定を設定した場合、限定条件以外の方が運転しても補償されないのでそれだけは十分気を付けましょう。
車両保険を外すorエコノミーにする
18、 19、20歳の自動車保険料を相場よりも下げる別の方法は、車両保険をはずすかエコノミー型車両保険にすることです。車両保険が自動車保険料に占める割合は意外と高く外すだけで4割近く割安になることもあります。
これだけでも保険料負担が減るので楽になります。ただ心配なのが交通事故で車がだめになってしまった場合です。自腹で修理するにはお金がかかります。その場合におすすめしたいのがエコノミー型車両保険です。
10代の場合、エコノミー型車両保険に変更するだけで保険料を年間で2割以上も安くできる可能性があります。相手がいることが大原則ですが、この条件を飲むだけで保険料を節約できます。
車両保険のいらない中古車にする
18、 19、20歳の自動車保険料を相場よりも安くするためにおすすめの別の方法は、車両保険を外すことですが、新車を購入する場合、車両保険がない状態ではリスクが高くなります。
その場合選択肢として中古車を購入することもできます。例えば年式の古い中古車を格安で購入し、21歳になるまで乗り続ける方法があります。
10代のうちは保険料が非常に高いので、21歳まで新車を待つことで保険料をその時から割安にできます。また年式がある程度古い中古車であれば、交通事故で破損させて廃車させてしまったとしてもそれほど悔しくはありません。
新車だと車両保険を付けるだけでかなり保険料が上がりますし、修理をすれば翌年度の保険料が恐ろしいほど高くなるからです。
車両保険に免責金額を設定する
18、 19、20歳は自動車保険料相場が高いことで知られています。できれば保険料を抑えたいところですが、車両保険を付けると割高になってしまいます。
どうしたら割安に車両保険も付けることができるのでしょうか。10代の場合、事故率が高いということもあって、車両保険が非常に高く設定されています。
そこで車両保険に免責金額を設定することにより、保険料を節約できます。免責金額とは簡単に言えば自己負担額のことです。例えば1回目5万円、2回目以降10万円といった形で免責金額を設定します。
この場合、1回目の事故で車両保険を利用した場合、5万円分は自己負担です。ですので15万円の修理費がかかったと仮定した場合、10万円は保険金が出ます。
セカンドカー割引で7等級スタート
10代のうちに自動車保険を契約する際にネックになるのが保険料です。18、 19、20歳は特に保険料相場が高く設定されているので、できるだけ保険料を割安に抑えておきたいものです。
そのような場合に活用できる手段としてセカンドカー割引があります。この方法を利用するには家族のだれかがすでに自動車保険を契約している場合に限られます。
例えば父親が自動車保険に加入している場合、子どもの契約分を父親が代わりに行うことでセカンドカー割引を適用できます。利点は7等級からスタートできることです。
1等級変わるだけでも保険料の割引率は大きくなります。その後子どもの分を分離させて子ども名義に変更するだけで引き継ぐことが可能です。
家族間で等級を引き継ぐ
18、 19、20歳で自動車保険を契約する際、保険料相場が高いのでもっと割安な自動車保険を契約したいと思うものです。方法はいくつかありますが、大幅に保険料を割安にする裏技があります。
それは家族間で等級を引き継ぐことです。具体的には例えば親が20等級で、子どもが6等級の場合、それぞれを入れ替えてしまいます。親が40代の場合、10代で契約するよりも同等級における保険料は安くなります。
具体的には同じ6等級でも、40代と10代では保険料が異なるだけでなく、年齢が高いほうが保険料負担も軽くなります。この方法を利用するには親の同意が不可欠ですが、成功すれば、10代でも保険料をかなり安くできます。
家族の自動車保険との補償の重複に注意
自動車保険の保険料を割安にするために考えないといえないのが補償の重複です。特に10代(18、 19、20歳)の自動車保険料相場は非常に高いので、補償の重複をなくすことで、無駄な出費を抑え込むことができるようになります。
どのような場合に補償の重複が起こるのかというと、家族が同居している場合、複数の保険契約があると人身傷害保険のうち、補償が重なる場合があります。
例えば歩行中の事故や自転車走行中に事故に遭った場合、人身傷害保険の補償が重複するため、どちらかの補償を外すことで保険料が割安になります。重なる部分のみ外すことで保険料がその分発生しなくなるのです。
保険料が安くなる21歳まで我慢する
10代(18、 19、20歳)の自動車保険料相場は21歳の場合と比較すると保険料が高額になってしまいます。これは年齢が若ければ若いほど事故率が高くなることが関係しています。
保険料を割安なものにするために、21歳まで車を持つことを待てるでしょうか。その間は家族の車を借りることもできます。21歳になると21歳未満不担保の運転者年齢制限を設定できます。
これを設定することで、年間保険料が抑えられるので、結果的に余計な出費をせずに済みます。車がなくては生きていけないような地域もあるので、そのような場合を除き、車を手に入れる時期を遅らせることにより保険料を節約できるのです。
20歳以下は車選びが重要
20歳以下(19、18歳を含む)の保険料相場が高いので、車を持つのをあきらめてはいませんか?自動車保険を節約できれば車が維持できそうなのに、今の保険料では到底維持できない、と感じているかもしれません。
そのような場合、何ができるのでしょうか。実は車選びがとても大切です。車種によって保険料が変わることは知っていますか?車種により事故率が変わるので、できれば事故率が低く、保険料が割安な車種を選びましょう。
例えばファミリーカーやコンパクトカーは自動車保険が安くなっています。上手に選ぶことで保険料を節約できるのです。保険料率について調べる方法は、代理店に聞いてみることです。試しにどの車の保険料が安いか調べてみるといいと思います。
10代におすすめの自動車保険会社ランキング
10代(20、19、18歳を含む)の自動車保険を相場よりも割安に契約する方法は、人気の自動車保険を選択することです。保険料の安さに加えて、補償面も考慮します。
トータルで考えたときに、今みんなが契約している自動車保険を選ぶことがポイントです。ポイントはダイレクト型を選ぶことです。ダイレクト型を選ぶ利点は、インターネット割引などの割引率が高いことです。
ネットから申し込むだけで年間1万円も得してしまうことは珍しいことではありません。それ以外にも、ダイレクト型を比較すると代理店型よりもさらに割安なことに気づくことでしょう。ランキングは次の通りです。
一括見積もりで自分に合った安い保険を選ぶ
10代(18、 19、20歳)の自動車保険を相場よりもさらに安く、限界まで割り引く方法があれば知りたいと思いませんか?その方法とは複数の自動車保険の見積もりを取る一括見積もりサービスです。
一括見積もりサービスは無料で利用できるだけでなく、どの自動車保険が割安なのか、補償が手厚いかがわかります。
まとめ
10代(18、 19、20歳を含む)は自動車保険の保険料相場が高いことで知られています。保険料が高いというだけでもかなり引いてしまいそうになりますが、自動車保険を割安な保険料で契約する方法さえ知っておけば、納得できる価格で契約ができるでしょう。
保険料を安くするコツは、とにかくいらない補償を外すことと、親の自動車保険を活用することです。これさえできてしまえば、保険料はかなり下がります。
そうすることで、例えば車両保険を付けることができるようになったり、ほかにも欲しい補償を付帯できたりするようになります。あとは一括見積もりを上手に活用して自分に合った自動車保険を探しましょう。