自動車保険は「年齢条件」で保険料が劇的に変化!安くするコツ教えます
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自動車保険の需要は近年、大きく高まりを見せています。あおり運転による事故や飛び出しによる事故、認知症の方との接触事故など今や自分が気を付けていても事故に巻き込まれてしまうことも多くなりました。
そんななかで自動車保険への加入を検討しても、保険料が高額に戸惑いを隠せない方もいるでしょう。ここでは自動車保険の保険料を、劇的に下げる方法を教えます。では具体的にはどのようにして保険料を割り引くのでしょうか?
自動車保険は年齢条件で保険料の相場が変わる
自動車保険の保険料は、年齢を条件にして割り引かれることがあります。それは年齢によって事故を起こしたり、事故の当事者になるリスクが変動することがあるからです。
例えば10代から20代を他の年代と比較すると、事故の当事者になる確率は10代から20代の方が高いことが分かっています。このような統計的な情報から、保険会社はそう言った年代の保険料を上げる傾向にあります。
つまり運転者の年齢条件を用いて、補償される範囲内の下限を上げれば、保険料を安くすることが可能です。
年齢条件の基本は3つの区分、年齢層に応じて6区分まで
自動車保険の契約時に、運転者の年齢を制限することで、保険料を下げる仕組みのことを年齢条件と言います。一般的にこの年齢条件には、各年代に応じて3段階の区分があります。
詳しくは保険会社によってそれぞれ異なりますが、主に以下のような区分がされます。
- 全年齢を保証する保険
- 21歳以上を保証する保険
- 26歳以上を保証する保険
全年齢保証はリスクが高いため保険料も高く、一方で26歳以上はリスクが低く、その分保険料も少なくなります。その差はなんと約3倍です。また26歳以上の区分は更に6区に分類されます。
- 30歳未満を保証
- 30歳以上40歳未満を保証
- 40歳以上50歳未満を保証
- 50歳以上60歳未満を保証
- 60歳以上70歳未満を保証
- 70歳以上を保証
【年齢区分別】各保険会社の保険料の割引率と価格差(差額)
ソニー損保
年齢条件 | 割引率 | 金額 |
---|---|---|
21歳以上 | -54% | 98,000円 |
26歳以上 | -73% | 57,000円 |
30歳以上 | -75% | 54,000円 |
年齢を問わず補償 | 0% | 213,000円 |
三井住友海上
年齢条件 | 割引率 | 金額 |
---|---|---|
21歳以上 | -40% | 159,000円 |
26歳以上 | -61% | 105,000円 |
35歳以上 | -62% | 100,000円 |
年齢を問わず補償 | 0% | 265,000円 |
損保ジャパン日本興亜
年齢条件 | 割引率 | 金額 |
---|---|---|
21歳以上 | -55% | 120,000円 |
26歳以上 | -67% | 89,000円 |
35歳以上 | -69% | 82,000円 |
年齢を問わず補償 | 0% | 265,000円 |
東京海上日動
年齢条件 | 割引率 | 金額 |
---|---|---|
21歳以上 | -47% | 125,000円 |
26歳以上 | -71% | 68,000円 |
35歳以上 | -73% | 63,000円 |
年齢を問わず補償 | 0% | 238,000円 |
あいおいニッセイ同和損保
年齢条件 | 割引率 | 金額 |
---|---|---|
21歳以上 | -47% | 160,000円 |
26歳以上 | -71% | 107,000円 |
35歳以上 | -73% | 102,000円 |
年齢を問わず補償 | 0% | 293,000円 |
年齢制限適用範囲となる家族の範囲は狭い?
簡単に自動車保険の保険料を下げる方法として年齢制限を紹介しましたが、年齢条件の適用には家族内であってもその適用範囲が絞られることがあります。続いては実際に年齢条件の適用される範囲について、詳しく見ていきましょう。
年齢条件範囲は本人・夫婦・同居の家族限定!知人や他人、別居の未婚の子は範囲外
そもそも年齢条件とは年齢制限を、補償する運転手の範囲に限定することで割引をされるものです。そのため年齢条件を適用するためには家族の範囲が焦点になり、年齢条件特約には運転する同居の家族などが範囲に含まれます。
同居する家族の範囲には次のようなものが含まれます。
- 記名被保険者
- 記名被保険者の配偶者
- 記名被保険者、または配偶者の同居と同居する親族
- 以上のいずれかに該当する方の業務に従事する使用人
以上のように本人と、結婚している場合は夫婦、同居していればその家族も年齢条件が適用される範囲内にいます。しかし範囲外になる方もいます。それが知人や他人、別居している未婚の子供です。
年齢条件範囲外でも割引される「運転者条件」
年齢条件の範囲外の方も、割引で補償されることがあります。それが運転者条件です。運転者条件には3つの種類があります。
- 運転者本人限定の運転者条件
- 運転者夫婦限定の運転者条件
- 運転者家族限定の運転者条件
それぞれ範囲と割引率が異なり、適用される範囲が広くなるほど割引率が低くなります。最後の運転者家族における家族も、その範囲は厳密に決まっています。大体が年齢条件における家族の定義と同義なので、把握した上で運転者条件も適用しましょう。
年齢条件と運転者条件の範囲の違い
運転者条件 | 割引率 |
---|---|
運転者家族 | 割引率が低い |
運転者夫婦 | 割引率の中間 |
運転者本人 | 割引率が高い |
年齢条件を変更するタイミング&保険料を下げるコツ
年齢条件を変更、もしくは適用するのは、今からでも遅くはありません。変更するには可能な限り効率的にやりたいものです。
次に見ていくのは年齢条件を変更するタイミングです。タイミングによっては保険料を下げることも可能になります。
誕生日になったら年齢条件の見直しを行う
まず、年齢条件を見直すのに適したタイミングは誕生日です。先述したように年齢条件においては、交通事故を起こしやすい若年齢であればあるほど、そのリスクの高さから保険料が高く設定されています。
つまり年齢が高くなったタイミングで上の年齢に条件を変更すれば、現在の保険料よりも安くすることができます。
例えば20歳から21歳に上がったタイミングや、25歳から26歳へとなった段階で年齢条件を変更するのが良いでしょう。他の年齢であってもちょうど区分けの境目に来た時は、変更のタイミングです。
被保険者の設定を見直す(年齢別料率を確認する)
年齢条件の適用において、保険料を安くするために気を付けるポイントとしては、被保険者の設定を見直す事も重要だと言えます。
一般的に年齢条件を設けている保険会社では、年齢区分とリスクによって保険料が変化することはお分かりでしょう。
そのため定期的に年齢別料金を確認して、一番若い年齢の区分設定に誤りがあると、それが原因で補償の対象から外れてしまうことも考えられます。ここでも更新時には年齢と、料金に注目してしっかりと設定しましょう。
家族が増える&引っ越し(子供が別居)する際に年齢を見直す
補償の範囲が変わり、年齢区分に変更が為されるのは、何も家族の年齢が上がったときだけではありません。新しく家族が加わる場合や、いなくなる場合も含まれます。
例えば子供が別居するというケースでは、年齢条件が問われることがありません。記名している被保険者の同居している子供が別居する時には、そのタイミングで条件を見直すようにしましょう。
同じく免許の取得や、結婚等で新しく同居する方が増える時にも、年齢条件を見直す良いタイミングです。
年齢条件と家族限定の範囲も見直す
保険料は通常、年齢条件と運転者条件の二つによって割引ができます。つまり先ほどと同じように家族が増える、もしくは別居などでいなくなるケースにおいては、その見直しが不可欠です。
また年齢条件と運転者条件の両方が重なっている方ではないと、割引が適応されません。例えば年齢が30歳以上、運転者条件を家族に絞った場合、以下のような方々は適用範囲外です。
- 22歳で同居中の子供
- 別居している40歳の親族
- 33歳の友人
また別居の19歳の子供は年齢条件の対象外となるため、補償を受けることが可能です。
年齢条件の決める際に抑えるべきポイント
これまでを総括して、一度年齢条件のポイントを抑えておきましょう。まず抑えておくべきなのは、年齢条件の下限を同居している親族の中で、最も若い人に設定しておくという事です。
ただし、親族であっても別居している未婚の子供などは保証されず、別居しているか否かが分かれ目になるので気を付けましょう。
年齢条件の見直しも忘れないようにするべきです。誕生日を迎えるたびに確認する必要はありませんが、年齢条件の区切りとなる節目を迎えたら、上限の下限年齢を変更するのがおすすめです。
年齢条件変更にともなう保険料の返金はあるの?
年齢条件の変更は現在の保険料を引き下げるだけでなく、変更した時期や条件によっては返金も受け取れます。それではどのようにすれば、返金を申請できるのか見ていきましょう。
返金を受けるために必要な条件は、保険料を年払いで支払っており、満期までの保険料を全額払っていることが挙げられます。こうした条件の下で年齢の区分を変更すると、それまでに払っていた差額の保険料が返還されるのです。
保険に加入して保険料を払い続けているときに誕生日を迎え、年齢条件の変更を忘れてしまった時もあるでしょう。そういった時に返金制度を使ってみましょう。
しかしそのためには年齢条件の区分を、覚えておかなければなりません。少しでも節約したい場合や、無駄を省きたい方にはお勧めです。
みんな迷う年齢条件と運転者限定の落とし穴
年齢条件と運転者限定の二つは、それぞれが適用される基準の違いにより、どこからどこまでの範囲で運転者を割引できるのか迷うことでしょう。次に紹介するのは多くの方が迷いがちな、落とし穴とも呼ぶべき注意点です。
友人・知人の補償は年齢条件ではなく運転者条件を限定なしに
自動車を友達と一緒に使っていたり、運転することがある場合は家族限定の保険にしておくと、万が一友人が事故を起こした際に保証の対象外となる恐れがあります。
このケースでは年齢条件を変更したり、見直しをしてもあまり意味はありません。年齢以外で適用範囲を広げるのであれば、運転者条件を変更、見直しましょう。
具体的には運転者条件の項目を限定無しにすると、友人や知人も保険が適用されるようになります。
忘れてはいけないのが、年齢条件はあくまでも同居の親族に対してのみ適用されるので、運転手条件も意識してください。
自動車保険更新時には年齢条件の見直しを行う(一括見積もり)
自動車保険を見直しは、そう何度もあると手間がかかってしまい面倒くさいものです。そこでうまく活用したいのが、自動車保険の一括見積もりサービスです。
一括見積もりサービスなら問い合わせから比較までが、最短で5分以内の入力で可能なサイトもあります。見積もりや比較は簡単で、一つのサイトに数社が登録しているため、よりよい条件での保険も新たに契約できるでしょう。
またこの一括見積もりサービスには、年齢条件のみならず、もう一度保険自体を見直せるというメリットもあります。すると年齢条件以外にも、保険料自体の引き下げや節約につながるのです。
初めて自動車保険の年齢条件を見直そうとする方には、一括見積もりサービスがおすすめです。
まとめ
自動車保険には年齢条件という割引方法があり、保険料を劇的に変化させることができます。
年齢ごとに自動車事故のリスクは増減するため、保険会社はリスクに合わせて保険料の割引をしているのです。割引をするときに忘れてはいけないのが、運転者条件です。
運転者条件は実際に運転する方の保険適用範囲を制限し、保険料を安く済ませるためのものです。ただ年齢条件も運転者条件も、両方を適用すると範囲が分かりにくくなる可能性を否めません。
分かりやすく、また手っ取り早く自動車保険を見直したいのであれば、一括見積もりサービスがおすすめです。いくつかの会社をまとめて比較できるだけでなく、簡単に保険料を下げられるかもしれません。迷っているなら是非、試してみましょう。
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