自動車保険『ゼネラリ』の全てを評価【補償・事故対応・口コミ評判】
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ゼネラリ保険はいわゆる外資系に分類される損害保険会社です。本社はイタリアにあり、イタリア国内では最大の損害保険会社です。
ゼネラリ保険は日本で自動車保険「ビアンカ」を販売していましたが、日本からの撤退を表明したため、2019年までにすべてのサービスを終了することになっています。
ゼネラリ保険はイタリア最大の損害保険会社ということもあって、経営安定性は文句なしの高い評価になっています。そのまま日本で販売を継続してくれないのが残念ですが、自動車保険を比較する際の参考材料にすることはできるでしょう。
- 2019年までにすべてのサービスが終了
- イタリア国内では最大の損害保険会社
- 経営安定性は文句なしの高い評価
- ゼネラリ保険と他の自動車保険を比較するなら一括見積もりがおすすめ
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自動車保険『ゼネラリ』の総合評価
保険料の安さ | ★★☆☆☆2点 |
---|---|
事故対応力 | ★★★☆☆3点 |
ロードサービス(サポート) | ★★★☆☆3点 |
総合評価 | ★★★☆☆3点 |
ゼネラリ保険の自動車保険は日本での販売をすでに終了したため、新規契約を行うことはできない状況です。
これまでに契約した人については今後もサポートが利用できますが、前述の通り、2019年には日本市場から撤退することを表明していることから、自動車保険の候補にすることはできません。
補償内容は対人補償・対物補償・人身傷害・車両保険の4つから成り立っていますが、それに付随させる仕方で特約を設定することも可能です。
日本の国内損保と比較すると補償内容は決して充実しているとは言えず、実質重視の自動車保険といったほうが良いかもしれません。
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ゼネラリの顧客満足度
ゼネラリ保険の自動車保険は顧客からどのような評価を得ているのでしょうか。いわゆるオリコンなどの評価ではゼネラリ保険の自動車保険は対象外になっているため、実際に顧客満足度がどの程度なのかを把握できる手段がないのが実情です。
基本的には代理店型自動車保険ですから、代理店を通じて契約することになりますが、販売代理店の評価はまずまずといったところです。
ゼネラリ保険は日本市場からすべて撤退を決めたわけですが、その背景にアジアでの販売戦略のミスがあります。日本では特にカスタマーサービスを重視する傾向が強いため、イタリアの経営手法は日本にはあわなかったというのが実情です。
本国イタリアではだれもが知っている損害保険ですから、イタリアでの評価は高く、損害保険といえばゼネラリ保険と答えが返ってくるほどの知名度です。
ゼネラリの自動車保険は”こんな方におすすめ”
ゼネラリ保険はどのような人におすすめなのでしょうか。もちろんすでに自動車保険の販売が終了しているため、おすすめできる人というのはいません。
しかし、かつてゼネラリ保険の自動車保険が販売されていた時代を考えると、外資系の保険会社に抵抗がない人や、欧州在住経験のある人が多く契約をしていました。
イタリアが好きでよく旅行に行く、イタリア車が好きでこれまでも何度も乗り換えてきた、そのような人はゼネラリ保険の自動車保険を契約する傾向が強かったといえるでしょう。
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ゼネラリってどんな保険会社なの?
自動車保険を販売するゼネラリ保険は、イタリアに本社を構える外資系の損害保険会社です。設立は19世紀。海上貿易が盛んになると海上保険の必要性が高まります。そのような時代背景の中、海上保険のフラッグシップとして登場したのがゼネラリ保険です。
イタリアでは非常に有名な損害保険会社で、アクサダイレクトでおなじみのアクサを傘下に収めるほどにまで成長しました。
現在は経営体質をよりスリムなものにするため、傘下に置いていた損害保険会社の株式を放出し、自社経営に力を入れる経営方法がとられるようになりました。これは保険料収入の落ち込みと、激化する損害保険会社同士の顧客獲得争いに勝つためでした。
しかしながら、日本においては外資系ということに加えて、知名度が低いということもあり、販売に苦戦しました。そのような背景から日本市場からの撤退を表明するに至ったのです。
ゼネラリのプラン(ビアンカ)
ゼネラリ保険が販売する自動車保険はビアンカという名称が付されています。ビアンカはいわゆる自動車総合保険のことで、対人賠償、対物賠償、人身傷害補償を基本的な補償にしています。
そのほかに車両保険を選択することで、4つの基本補償をカバーできるようになっています。国内損保と比較すると、補償内容は非常にシンプルでわかりやすいという声が聴かれるほどでした。
補償内容
具体的な補償は相手に対する補償として、対人賠償保険、対物賠償保険、他社運転者特約さらに法人向けの自動車保険に良く付帯されている同僚災害補償特約がセットされています。
このほかに同乗者に対する補償として人身傷害保険及び無保険車傷害保険がセットされています。車両保険もシンプルな構成です。交通事故で全損してしまった場合、超過した修理費用を支払う全損時臨時費用特約が付帯できます。
特約類はそれほど多くはなく、個人賠償責任保険、弁護士費用特約などが付帯できるのに加えて、ユニークな特約として競技用として自動車を使用した場合の事故を補償する競技等使用危険特約が付帯できるようになっていました。
ビアンカとPAPとBAPの違い
ゼネラリ保険の自動車保険にはビアンカ、PAP及びBAPと呼ばれる商品がラインナップされていました。どれも自動車総合保険という点では同じですが、契約内容等に違いがあります。
契約対象者の違い
ビアンカは個人を対象にした自動車保険です。法人契約はできないため、法人単位で自動車保険を契約する場合にはPAPもしくはBAPを契約することになります。
契約できる車種
ビアンカは自家用車(8種類に限定)に限り契約できますが、営業用の自動車は契約できません。法人や自営業者が使用する営業用の自動車はPAPまたはBAPを契約します。
どの車種でも契約できるのがBAPですので、特殊車両などはBAP契約を結びます。その他の違いとして、ゴールド免許による割引特約は個人用のビアンカにのみ適用されます。
ゼネラリ限定の特約
ゼネラリ保険の自動車保険はビアンカをはじめすべてのタイプに特約が設定できます。特約類は他の自動車保険と比較すると独特のものが少ないため、特に斬新なイメージは感じられません。ただしユニークな特約として競技・曲技等使用危険特約があります。
競技・特技等危険特約とは、保険対象になる車両を自動車競技等で使用する場合、自動車保険の補償が適用される特約です。
他の特約類は国内損保が設定する基本特約と特に変わりはありません。地震や津波などによる車両の損害を補償する特約もありますが、既存加入者向けの特約になっているものの、既存加入者もこの特約を新たに付帯することはできなくなっています。
ゼネラリの『事故対応』の評判はよかった?
自動車保険の評価を左右するのが事故対応です。ゼネラリ保険の自動車保険はどのような事故対応を行うのでしょうか。ゼネラリ保険は外資系ということもあり、日本国内での事故対応拠点が少ないのが実情です。
拠点数についても非公開になっているため、スピーディな事故対応が可能なのかどうかについてはわからないことが多いです。不透明な部分が多いということが日本での顧客獲得に障壁となった可能性は十分にあります。
事故対応
ただし迅速な事故対応を行うため、GPSを利用した緊急時の通報サービスが付帯できるようになっています。不慣れな土地で交通事故を起こしてしまったとしても、GPSが位置を把握し、緊急ボタンを押すことで、事故受付センターに自動的に通報される仕組みです。
交通事故時の事故対応で重視したいのが示談交渉代行サービスです。ゼネラリ保険の自動車保険には示談交渉代行サービスが付帯されているため、交通事故を起こしてしまった場合でも、プロの交渉担当があなたに代わって示談交渉を進めてくれます。
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ゼネラリの自動車保険に付帯されている『ロードサービス』
ゼネラリ保険の自動車保険は契約者向けに自動付帯されるロードサービスを用意しています。ロードサービスは交通事故だけでなく、車の故障時の緊急修理やレッカー移動などをしてくれるサービスです。
主なサービス内容は、レッカー車による移動、指定工場での修理時の引き取りや納車の代行、キーのとじ込み時の鍵開けサービス、ガス欠になった場合のガソリン補充サービス、旅行先などで車が自力走行不能になった場合の宿泊先の手配や交通費の負担などです。
サービス内容は国内損保と変わりませんが、ガソリン補充サービスが一回につき20リットルまでと多めに設定されています。国内損保や他の外資系損保の10リットル給油サービスよりも多いのが心強く感じるかもしれません。
ゼネラリの保険料の割引制度
ゼネラリ保険の自動車保険にはどのような割引制度があったのでしょうか。ビアンカを契約する場合、複数の割引制度を利用することができました。
ノンフリート等級割引制度とは、保険の等級によって保険料が割り引かれる制度です。最大20等級まで設定されているノンフリート等級では、交通事故を起こさないことで割引率がどんどん上昇します。複数台割引も利用できます。
これは契約者が複数の自動車を保有している場合に適用される割引制度です。家族も一緒に契約することで割引が適用されます。ほかにもリスク細分型自動車保険のメリットとして運転者限定割引、利用目的に応じた割引制度などが契約できます。
ゼネラリに加入していた方の口コミ&リアルな評判
ゼネラリ自動車保険の良い口コミと悪い口コミを両方見てみましょう。
ゼネラリ自動車保険の”良い口コミと評判”
「代理店で契約ができるので、保険に詳しくなくても自動車保険の補償内容を分かりやすく説明してくれたのが良かったです。外資系ということで心配しましたがそんなことはありませんでした。」
「事故対応は思ったよりもしっかり対応してくれたのが良かったです。交通事故を起こしてしまった後も、担当の方が示談交渉を進めてくれたので、スムーズに処理が進みました。」
「保険金の支払いはスムーズで速かったのが印象的でした。外資系という心配がありましたが、示談が完了すると保険金がすぐに振り込まれました。」
ゼネラリ自動車保険の”悪い口コミと評判(悪評)”
「保険料がそれほど安くはならないので、がっかりしました。外資系というと保険料が割安というイメージがあったのですが、ほかの自動車保険と変わらないので次回は他の自動車保険も検討したいです。」
「事故対応は日本人の担当者がしてくれるのですが、交通事故後担当者が決まるまで待たされてしまったのが良くなかったです。ほかの自動車保険のことはわかりませんが、少しのんびりしているという感じが否めません。」
「問い合わせをしたときに日本人ではない方が対応したのですが、こちらの意図をよく飲み込めてもらえませんでした。日本人の方に代わってもらってようやく解決できました。」
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ゼネラリ以外の保険を探すなら”一括見積もり”で保険料を必ず比較しよう!
ゼネラリの自動車保険は販売をすでにやめているので、新たに契約することはできなくなっています。それでももしほかの自動車保険を契約する場合、できれば複数の自動車保険を比較することをお勧めしたいです。
忙しかったり、保険について詳しくなかったりすると、どうやって複数の自動車保険を見積もれるのだろうかと思うかもしれません。
役立つのは、複数の自動車保険を一括で見積もりできる一括見積もりサービスです。このサービスを利用すれば、保険料や補償内容を横並びにして比較できるので、初めての人でも保険選びがしやすくなります。
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以下が、実際に保険スクエアbang!を試した時の結果です。
- 【契約中だった保険料】約70,000円
- 【見積もりの最安値】アクサダイレクト27,620円
- 【見積もりの最高値】三井ダイレクト損保39,380円
最高値の見積もりであっても、契約中の保険料との差額はおよそ3万円。
これは決して稀なケースではありません。大多数の方が見積もりをすると、現在の保険料の高さに驚く結果となるでしょう。
見積もり額は現在の保険内容、希望条件をもとに算出されますが、保険会社によっては補償内容や特約などの変更を想定したより節約できる保険プランまでも教えてくれます。
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別の保険に加入前には必ず一括見積もりで比較することをおすすめします。どこよりも安く、どこよりもお得な保険を調べて加入しましょう。
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---|---|---|
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イーデザイン損害保険 | 〇 | 〇 |
セコム損害保険 | 〇 | 〇 |
ソニー損害保険 | 〇 | 〇 |
チューリッヒ保険 | 〇 | 〇 |
三井ダイレクト損害保険 | 〇 | 〇 |
SBI損害保険 | 〇 | 〇 |
セゾン自動車火災保険 | 〇 | 〇 |
Chubb損害保険 | × | 〇 |
あいおいニッセイ同和損害保険 | 〇 | 〇 |
楽天損害保険 | 〇 | 〇 |
共栄火災海上保険 | 〇 | 〇 |
損保ジャパン日本興亜 | 〇 | 〇 |
東京海上日動火災保険 | 〇 | 〇 |
日新火災海上保険 | × | 〇 |
三井住友海上火災保険 | 〇 | 〇 |
AIG損害保険 | 〇 | 〇 |
全労済 | 〇 | × |
リロケーション・インターナショナル | × | 〇 |
シースタイル | × | 〇 |
福島銀行 | × | 〇 |
神奈川県民共済生活協同組合 | × | 〇 |
Life&Style | × | 〇 |
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保険会社は信頼できる一括見積もりサイトでなければ提携しないため、『保険の窓口インズウェブ』と『保険の窓口インズウェブ』が安全な証明であると言えます。
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どちらか迷っている方は、保険スクエアbang!を選択すれば間違いありません。
まとめ
ゼネラリの自動車保険はすでに販売を停止しているため、新たに契約することはできなくなっています。ゼネラリ保険自体も2019年には日本法人を解体するため、今後忘れられていく自動車保険です。
評価や口コミなどの情報が少なく、不透明な部分が多い自動車保険です。ゼネラリの自動車保険の契約を検討している人には残念なお知らせになります。
一括見積もりを活用して、他のもっと補償の手厚い自動車保険に乗り換えてみるのはいかがでしょうか。ゼネラリ保険の自動車保険の補償よりもさらに手厚い補償が見つかるはずです。
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