
満期切れから自動車保険の等級は復活できる?【今スグできる対処法】
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自動車保険は基本的に年に1回、同じ時期に更新になります。自動車保険の更新をし忘れてしまい、うっかり満期切れになったらどうなるでしょうか。当たり前ですがその自動車保険は解約となってしまい、補償を受けることができません。
更新を忘れてしまい解約となってしまった時に、事故を起こしてしまったら大変です。再契約をするのは可能ですが、その場合は新規契約となるので等級も6等級からになることも。ここでは満期切れになってしまった際の対処法をまとめています。
うっかり自動車保険が満期切れに…どうする?
うっかり自動車保険の更新を忘れていた場合どうしたらいいのでしょうか。新しく契約すればいいというものではありません。満期切れになって解約扱いになってしまえば、さまざまな不具合が生じてしまいます。
まず一つは解約になれば、自動車保険の補償を受けられないという点です。また新規契約しても6等級からのスタートになり、これまで無事故で等級を上げてきたものが水の泡になります。まず今すぐすべきことを知っておきましょう。
更新しないと等級が引継がれない
自動車保険の更新を忘れてしまうことで解約になれば、再び契約した時には新規契約となるので、これまでの等級は引き継がれません。どんな人でも6等級からの再スタートとなってしまうのです。
等級が変わると、どれくらい保険料が変わるかシミュレーションしてみましょう。1年の保険料10万円として計算します。
無事故で20等級 | 63%割引で37,000円 |
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無事故で16等級 | 53%割引で47,000円 |
事故有りで16等級 | 36%割引で64,000円 |
これがもし満期切れで6等級からのスタートになれば19%割引なので81,000円にもなってしまいます。20等級に戻るまでは14年かかってしまうでしょう。
20等級だった方がその差額を比較したら25万円近く多く払うことになります。たかが更新を忘れただけで、それだけの損をしてしまうのです。
満期日から7日以内なら契約更新が可能
自動車保険には満期日が決められています。そのため満期日を1日でも過ぎたら契約切れとなるのですが、実際はそうではありません。ほとんどの保険会社で満期日から7日以内なら契約更新が可能になります。
契約更新の方法も簡単で、単純に保険料を支払うだけで自動的に更新となるのがほとんどです。では満期日から7日以内でまだ契約更新していない時に事故を起こしたらどうなるのだろうと不安になる人もいるでしょう。
それもご安心ください。保険料さえ支払えば仮にその間に事故を起こしてしまった場合でも、たいていはしっかりと補償されます。
満期切れから7日以上経った場合の対処法
満期切れから7日以上経つと契約していた自動車保険は解約扱いとなってしまいます。ただそれは保険会社や契約している内容にもよります。
場合によっては7日以上経ってからでも継続契約できる場合もあります。まずは対処法を考えてみましょう。
『自動継続特約』なら30日以内なら問題なし(各社異なる)
自動車保険の特約には『自動継続特約』という商品があります。これは満期日を迎えると自動的に次の契約期間が始まるというもので、満期日から30日以内なら保険契約の継続を保証するという制度になります。
つまり満期日まで保険料の支払いがおこなわれなかったとしても、満期日から30日以内なら自動契約可能という特約になります。もちろんその間の補償もおこなわれるので事故を起こしたとしても安心です。
たいていは30日以内がほとんどですが、保険会社によって異なる場合もありますし、自分の保険にその特約が付いているかどうかは分かりません。ですので早めに自分が加入している保険会社に確認してみるといいでしょう。
ちなみにこの特約は保険会社を変えないことが前提です。
最悪の場合は中断する(中断証明書)
人によってはうっかり忘れではなく、明確な意思をもって自動車保険の更新をしないという方もいるかもしれません。例えば、自動車保険が満期になるとともに車を手放すという方などです。
長期出張や病気などで車に乗ることがないからという方もいるでしょう。ただ、もしいずれまた車を買って乗るというのであれば、更新しないのではなく、中断するという選択肢もあります。
中断すれば、最大で10年間等級を保持することができます。ですので、数年後に乗る時には現在の等級からスタートできます。
新規契約となれば6等級からのスタートになるので保険料にも大きな差が出てしまいます。中断するには以下の書類が必要です。
- 保険会社発行の中断証明取得依頼書
- 自動車保険証券
- 車の廃車、譲渡、返還などの証明書
自動車保険の更新忘れ(満期切れ)を起こさない対処法
長く車に乗り続ける方は、絶対に自動車保険の更新忘れ(満期切れ)はあってはいけません。解約となり6等級からのスタートになれば保険料がかなり高くなりますし、そうなると保険の内容を薄くしたりと対処せざるを得ない人も出てきます。
また、気付くのが遅かったら満期切れをしてから事故を起こしてしまい、全く補償されないなんて事態にもなりかねません。ですので、更新忘れをしないような対処法も考えないといけないでしょう。以下がおすすめの対処法です。
- 満期後30日まで猶予がある自動継続特に設定しておく
- 保険会社に更新通知を頼んでおく
- 通知はもちろん、電話で連絡してもらうようにする
- 自動口座振替を設定しておく
などがあります。まずは自分が何月で自分の自動車保険が切れるということは頭に入れておきましょう。
また、自動車保険用に定期積金でもして、時期になったら解約・契約をするようにしていれば、忘れないでしょうしお金の面も安心でしょう。
自動車保険の満期切れについてのQ&A
自動車保険の満期切れについては、いろいろ細かな部分もあります。中には自分で勝手に思い込んでいることもあるかもしれないので、確認しておきましょう。ここではよくある自動車保険の満期切れについてのQ&Aを紹介しています。
満期切れは何時から?
自動車保険には満期日があります。当たり前ですが契約期間が満了する日です。まずは満期日を確認し、それまでには自動車保険を更新する必要があります。ただ勘違いしがちなのが満期切れになる時間です。
たいていの方は、満期日の次の日から満期切れになると思いがちです。ようするに満期日の23時59分まで契約が続いていると思っているのです。ですが、実際はほとんどの保険会社で満期日の時刻は16時となっています。
保険証券や申込書を確認してみればおそらく記載されていることでしょう。
もしも16時以降に事故を起こしてしまったら、もしかしたら満期切れになる恐れもあります。ですので、更新するのであれば満期日の前に手続きを済ませるようにしましょう。
満期切れ中に事故を起こしたらどうなるの?
もしも、満期切れ中に事故を起こしてしまったらどうなるでしょうか。基本的に、満期切れということは契約が交わされていないのと同じですから、その事故の補償はされません。ただ、それも満期切れからどれくらい経っているかによります。
もし満期切れから7日以内であれば、更新手続きをする、つまり保険料を支払うことで契約更新できますし、その間の事故でも補償の対象になります。事故を起こしてから更新しても間に合うというわけです。
また同じように自動継続特約を付けている場合は、その期間であれば保険料を支払うことで事故の補償は行われます。ですが、自動継続特約をつけずに8日以上経過した、もしくはつけていても30日以上経過したなら、補償はされないでしょう。
任意保険の満期切れに気がついたら今スグすべきこと
もし任意保険の満期切れに気がついたらどうしたらいいでしょうか。保険料を支払えばいいのか?どこで支払うべきなのか?新規契約になるのかいろいろ不安になることもあるでしょう。以下の流れで進めていきましょう。
- 契約している保険会社に電話で連絡をする
- 満期切れから7日以内なら、振込もしくはコンビニ支払いなどで保険料を支払う
- 自動契約特約が適用されるなら、その期間まで更新手続きを行う
- 車に乗らないのなら中断手続きも考える
- 満期切れから30日以上経過したら再契約
- 6等級からのスタートになるため、より安い保険会社を探す
このようにもし満期切れに気が付いたら、なによりも保険会社に電話をして確認しましょう。そこではこれからすべき対処法を教えてもらえます。それに従って保険料を支払えば問題なく更新できます。