すぐにわかる!自動車保険の等級を確認・調べる簡単な方法【まとめ】
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自動車を所有して運転を楽しんでいる人は、保険に関する悩みを持っているのではないでしょうか。複数の自動車保険が登場していますがそれらには等級が存在し、知識がない人は確認する方法についてわからないかもしれません。
今回は自動車保険の等級の調べ方についてまとめますので、わからないという人は参考にすることをおすすめします。自分に合っているものに加入することで、いざというときのために備えられるのではないでしょうか。
自動車保険の等級をすぐに確認・調べる方法
今現在契約している自動車保険の等級を確認するためには、以下のような調べ方があります。
- 【1】保険証券を確認する
- 【2】代理店や保険会社に連絡する
- 【3】保険会社の契約者ページを確認する
手元にある保険証券を確認すれば、以下の内容が記載されているはずです。
- 等級
- 事故有期間
- 契約期間と満期日
自動車保険は等級に応じて割引される場合もありますが、満期日を過ぎてからの連絡では新規扱いとなることもあるでしょう。割引が適用されなくなり契約者が損をしてしまう可能性もあるため、連絡はなるべく早めに行ってください。
もし保険証券を紛失してしまった場合、代理店や保険会社に直接連絡すると良いです。連絡の際は以下の情報を伝えると、本人確認をしてもらえるでしょう。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- ナンバープレートの番号
上記した情報が登録したものと一致すれば、本人確認後に等級を教えてもらえるでしょう。また調べ方には自分自身で行えるものもあり、自動車保険の契約先である保険会社の専用ページに契約者ページが表示されている場合です。
自動車保険の等級はどうやって決まるの?
生命保険や医療保険の場合、設定する保険金額が考慮されます。契約内容が手厚くなれば、その分保険料の支払額も高額になります。自動車保険の等級に関しても基本的には同じですが、支払額が一定しない場合もあります。
対人賠償保険が無制限で付加されることも、自動車保険の特徴と言えるでしょう。等級に関しては、以下の内容が決定に影響することもあります。
- 車種
- 年齢などの契約者の属性
- 自動車の利用状況と運転者の範囲
- 契約地となる都道府県
これらの内容が等級を決める際にどのように影響するかは、保険会社ごとに異なるかもしれません。契約者が自動車事故を起こす可能性や起こしやすい環境にあるかなど、危険性に関するものが考慮されるでしょう。
等級が上がるパターン(無事故)
自動車保険の等級には1から20までの範囲が存在し、 通常加入時は6に設定されています。満期が1年間である場合、自動車事故を起こさなければ等級が上がります。安全運転に努めていれば、等級は年々上がり続けるでしょう。
等級が上がるにつれて割引が大きくなり、保険料の支払額が安くなることが自動車保険の特徴です。どの程度割引されるかは保険会社ごとに異なるため一概に言うことはできませんが、60パーセント以上割引となる場合もあります。
等級ごとに保険料の割引や割増を行うことを、ノンフリート等級別料率制度と言います。無事故を続けている契約者や優遇される内容であるため、月々の負担を減らしたいのであれば交通ルールを守ることです。
等級が下がる・ダウンするパターン
以下のような自動車事故やトラブルにより保険を利用した場合、等級が下がってしまうでしょう。
- 赤信号で停止中の自動車に激突してしまう
- いたずらにより自動車が傷付いた
自分に過失があり相手が無過失である自動車事故であれば、相手が被害者となります。法律上被害者は加害者に対して損害賠償を請求できるため、以下の支払いに応じなければならないこともあるでしょう。
- 自動車の修理代
- ケガの治療費
自賠責の限度額を超えており保険金を受け取った場合、ペナルティとして等級が一気に3段階下がってしまうのです。
ただし事故1件につき等級が1段階だけ下がり、1年間事故ありの割増引率が適用される1等級ダウン事故もあります。いたずらや落下物などによるトラブルがあれば、保険会社に相談すると良いでしょう。
各保険会社の等級の割引・割増目安(一覧表)
保険会社ごとに異なりますが、およその各等級の割引・割増率の目安にどうぞ。
等級 | 無事故の場合 | 事故が有った場合 |
---|---|---|
1等級 | 約60%割増 | |
2等級 | 約30%割増 | |
3等級 | 約10%割増 | |
4等級 | 数%割引 | |
5等級 | 約10%割引 | |
6等級 | 約20%割引 | |
7等級 | 約30%割引 | 約20%割引 |
8等級 | 約40%割引 | 約20%割引 |
9等級 | 約40%割引 | 約20%割引 |
10等級 | 約45%割引 | 約20%割引 |
11等級 | 約50%割引 | 約25%割引 |
12等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
13等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
14等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
15等級 | 約50%割引 | 約30%割引 |
16等級 | 約50%割引 | 約40%割引 |
17等級 | 約50%割引 | 約40%割引 |
18等級 | 約50%割引 | 約40%割引 |
19等級 | 約60%割引 | 約40%割引 |
20等級 | 約60%割引 | 約40%割引 |
まとめ
自動車事故に関するニュースがネットやテレビで紹介されることがありますが、人は注意していても自動車事故を起こしてしまうかもしれません。自動車保険の等級は、契約者が安全運転をしているかのステータスと言えるでしょう。
自分の等級がわからない場合は上記の調べ方を参考にして確認すると良いですが、それ以前に安全運転に努める必要があるでしょう。損害賠償だけではなく保険料の支払額まで高額になってしまえば、生活が大変になることもあります。
また自分自身の情報や運転する環境が等級や保険内容に影響することもあるため、自動車の管理にも十分気を付けてください。毎年決まった期間に車検を受けるなどが、自動車事故を防ぎ等級を上げることにつながるでしょう。