「信号無視は点滅で罰金や違反点数が変わる」言い逃れはやめとけ!
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最もポピュラーな交通違反が信号無視でしょう。交通量の多い道路やお昼の間は信号を守っていても、交通量の少ない道路や夜になるとつい無視をしてしまうという人もいます。しかし信号無視からくる事故も増えているのです。
特に点滅信号がある交差点での死亡事故が急増していることもあり、信号無視についてしっかりと知識を得ておくことが大切だと言えます。また軽視されがちですが、信号無視をしたことによる罰金などについても調べてみました。
うっかり信号無視しないために信号無視をおさらい~黄色でも信号無視なのか~
では信号無視について基礎的な部分から確認をしておきましょう。信号無視というのは道路交通法によるものです。その道路交通法によれば歩行者または車両は信号機に従わないといけないとあるのです。
- 自動車
- 原付
- 軽車両
- トロリーバス
が車両に該当しますので、自転車や歩行者も信号の指示に従わないと、信号無視になるのです。では信号の意味についても確認しておきます。先ずは赤信号からです。
- 赤信号の時に車両などは停止位置を越えて進行してはいけない
- 赤信号になる時に停止線を越えて進入した場合は、信号無視になる
次に黄色信号です。
- 停止線を越えて進行してはいけないと定められているので、黄色でも進んでしまうと信号無視になる
- ただし停止線の直近で黄色になった場合など、止まりきることができないのなら進行しても構わない
以上です。
信号無視違反の減点数&反則金
次に信号無視の違反をした時の減点数や反則金について考えてみます。信号違反は大きなものではないので、軽視する人も多いでしょう。数千円程度だと軽く考えるかもしれませんが、詳しく知っておく方がいいです。
【赤色灯火=赤信号】信号無視違反の減点数&反則金
信号無視にも幾つかのパターンがあります。その1つが赤色灯火です。これは赤信号を渡ってしまった時の違反だと考えてください。このケースの罰金は以下の通りです。
大型車 | 1万2000円 |
---|---|
普通車 | 9000円 |
二輪車 | 7000円 |
小型特殊 | 6000円 |
原付 | 6000円 |
と車の大きさで罰金の額が違ってきます。違反点数としてはすべて同じで、各2点の減点となっています。ただしアルコールを飲んでいた場合などは、また点数の加算が違ってくるので注意してください。
軽微な違反に該当する点数ですが、間違いを起こしやすいのが信号無視です。そのため信号無視を繰り返すようであれば、大きく点数が減じられてしまいます。
【赤色点滅=赤信号点滅】信号無視違反の減点数&反則金
次に赤色点滅の信号無視をした時の罰金や減点数を確認します。赤色点滅というのは交通量の少ない交差点なので、夜間につくものです。
- 歩行者は他の交通に注意して進むことができる
- 車両は停止位置にて一時停止をしなければならない
注意して進めと勘違いをしている人もいますが、一時停止をしないと信号無視となってしまいます。では罰金と減点数についても確認しましょう。
大型車 | 9000円 |
---|---|
普通車 | 7000円 |
二輪車 | 6000円 |
小型特殊 | 5000円 |
原付 | 5000円 |
【黄色灯火=黄色信号】信号無視違反の減点数&反則金
黄色灯火でも無理に交差点内に進入してしまうと、信号無視の対象となります。黄色は気をつけて進めではなく、無理に進んでは行けないのです。余裕をもって停止できる位置にいる時は、黄色信号でも停止線まで停まりましょう。
停止線近くで黄色信号に変わった時など、どうしても停止するのが無理な時は進行しても問題ありません。では黄色信号を無視した場合の減点数と罰金について見ておきます。
大型車 | 1万2000円 |
---|---|
普通車 | 9000円 |
二輪車 | 7000円 |
小型特殊 | 6000円 |
原付 | 6000円 |
と赤色灯火で信号無視をした時と同じ罰金です。違反点数も同じく2点減となっています。黄色信号は判断が難しいこともあるので、余裕をもって停車するようにしておくといいでしょう。
信号無視違反で捕まったときの流れ~全ステップ~
次に信号無視違反で警察官に捕まった時に、どのような流れで事が進んでいくのかを確認しておきましょう。大まかな流れとしては以下の通りです。
- 免許証の提示を求められる
- 青色切符を受け取る
- 罰金を期限内に入金する
信号無視をしたタイミングで警察官にとめられます。この時に最初に行うのが免許証の提示です。もし持っていない場合は免許不携帯になるので注意しましょう。ちなみに抗議をしても通ることはほぼありません。
警察官の指示に従わない場合は警察官現場指示違反ということで、さらに罰則がつくこともあります。簡単な事情聴取が行われた後に、青切符が渡されるでしょう。この切符にはどこでどんな違反をしたのかが書かれています。
信号無視による罰金の支払い方法
信号無視をした時に罰金の支払い方法も確認しておきましょう。ちなみにですが納付期限は、違反をした日から起算して10日以内が一般的です。支払い方法は以下の通りです。
- 銀行か郵便局などの金融機関でのみ納付可能
- コンビニでは納付できない
- 金融機関なので土日祝は納付できない
- 支払いは金融機関の受付で納付書を提示するだけ
- 住所と氏名を書く欄があるので記入しておく
原則として信号無視で渡される青切符の罰金納付書ですが、支払いそのものは任意です。つまり支払わなくてもいいのですが、納付期限を超えると再度納付書が送られてきます。
それでも無視をしていると、警察への出頭要請などがくるでしょう。無視をすることもできますが、場合によっては逮捕や起訴される可能性もあります。
信号無視を現行犯で捕まってしまった…でも言い逃れはやめとけ!
信号無視で捕まる場合は大抵が現行犯ということになります。この時に状況証拠しかないのだから、抗議をするという人もいます。ですが先にも軽く触れたように抗議をしても通ることはありません。
例えばドライブレコーダーで青信号だったことが録画されていた、などのケースであれば通る可能性もあるでしょう。ですが信号無視というのは赤信号だけではなく、黄色信号であっても対象となります。
そのため基本的に警察官へ抗議したとしても、通ることはないのです。さらに言えば警察官の指示に従わないとして、現場指示違反を取られることもあります。その場合は3ヶ月以下の懲役か、5万円以下の罰金になるかもしれません。
まとめ
信号無視についての情報をまとめてみました。信号無視というと赤信号で交差点に進入した場合のみと考える人もいます。ですが道路交通法からすれば黄色信号であっても、信号無視になる場合もあるのです。
信号無視をした場合の罰金は信号点灯時で普通車なら9000円、点滅時なら7000円と比較的に少ない額ですみます。違反点数は2点となっています。
納付書を渡されて期限内に支払うのですが、支払いそのものは任意です。ただし支払わない場合は最悪逮捕される可能性もあります。