【箇所別】自動車の修理に要する時間&箇所別の修理費用《まとめ》
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車にちょっとした傷や故障があっても、修理をせずにそのまま放置している人も少なくありません。なぜ放置しているのかと言うと、修理にはどのくらいの費用や時間がかかるか分からない、というものが多いのではないでしょうか。
国産車を新車購入すれば、滅多に故障することはありません。また修理をするとしても、車検のついでに行う程度の人も少なくないはずです。そうした人たちに向けて、実際に車の修理にはどれだけの時間や、費用が必要になるのかを確認します。
【箇所別】自動車の修理に要する時間&修理費用《一覧》
自動車の傷や修理といっても、実は様々なものがあります。そのため以下のように分類して、費用と時間について解説してみましょう。
5つに分類しましたので、それぞれの費用や時間について考えてみます。
【傷(キズ)】修理費用&修理に要する時間
では車体についた傷の修理費用や時間について解説します。車体についた傷と言っても、ピンからキリまであります。本当に小さく引っ掻いたという程度のものから、大きく損傷してしまったという場合です。当然これらの修理費用や修理時間は異なります。
- 小さな傷なら数千円程度ですむ
- 大きな傷だと数万円~数十万円
- 小さな傷は1時間もかからずに修理可能
- 大きな傷は持ち込み先にもよるが、3日~1週間程度
基本的に小さな傷であれば、そんなに時間をかけることなくその場で修理をしてくれるでしょう。費用としても数千円程度ですみます。
ですが傷が大きくなるほど、費用も時間もかかってしまうでしょう。また持ち込んだ先が忙しいのか、そうでないのかによっても修理に要する時間は違ってきます。
【凹み(へこみ)】修理費用&修理に要する時間
次に車体の凹みの修理費用や、時間に関してまとめてみます。
凹みの状態やどの程度修復するのかで費用が異なる
- 相場としては数千円~数万円程度
- 修理にかかる時間は数時間~1週間程度
凹みについてもボディについた傷の修理と同じことが言えます。凹みの大きさや、どこにできたのかなどで難易度が変わるためです。また修理をするとしても、できる限り元通りにして欲しいのか、最低限の修復で良いのかでも違いが出てきます。
安くすませたいのなら、遠目に見れば目立たないといった最低限度の修理でお願いするといいでしょう。修理にかかる時間も、高度な修復になるほどかかります。
【バンパー】修理費用&修理に要する時間
バンパーは車の部品ではよく損傷する箇所です。特に駐車が苦手な人だと傷をつけてしまいがちでしょう。そんなバンパーの修理費用や所要時間は以下の通りにになります。
- 小さなサイズのダメージなら1万5000円~3万円程度
- 傷の大きさ次第ではさらにかかる場合もある
- フロントとリアだと、リアの方が費用が高くなりがち
- 修理に要する時間は1日~3日程度
といった形です。バンパーは傷がよくつく場所なので、コツンと当てた程度ならば放置しておくこともできるでしょう。ただかなり派手にぶつけた場合は、見た目にはわからずともボディにダメージがあるかもしれません。
その場合は安易にバンパー修理と考えずに、状況を話して検査をしてもらうといいです。基本的にボディの傷よりも比較的に安く、早く修理が終わることが多いパーツだと言えるでしょう。
【フェンダー】修理費用&修理に要する時間
フェンダーの修理費用と所要時間についても調べてみました。フェンダーというのは、タイヤを囲むような形のパーツを指します。足回りの装備品の1つですが、擦りやすい場所なので修理が必要になるケースも少なくありません。
- フェンダーの修理費用は3万円~5万円程度が相場
- ただし傷の大きさによってはさらに大きくなる
- またフェンダーが歪んだりすると交換する必要がある
- フロントよりもリアのフェンダーの方が修理費用が高い
- 修理にかかる日数は4日~1週間程度が多い
フェンダーはタイヤを保護する役割もあるため、どうしても擦ったりぶつけたりしやすい場所です。多少の傷がついた程度なら、走行にも問題はありません。ですが歪むこともあるので、その場合は交換する必要が出てきます。この場合はまた修理費用がかさみます。
【ドア】修理費用&修理に要する時間
最後にドアの修理費用と所要時間も考えます。ドアも意外と傷ができやすい箇所です。うっかり開け閉めする時にぶつけるケースなどは、日常的によくある話でしょう。
- 小さな傷なら3万円~6万円程度の修理費用
- 凹みができていれば板金が必要なので費用アップ
- 凹みや歪みが出ている場合はドア交換となって最低10万円はかかる
- 修理にかかる時間は1日~1週間程度
ドアにつく傷は幅広いものがあります。ホンの少しの引っかき傷程度ならば、すぐに対応してもらえるでしょう。ですがドアが歪んでしまったりすると交換しなくてはいけません。この場合は最低で10万円以上となります。
また車種によっては生産が終了しているなどで、パーツがないといったケースも考えられます。この場合はパーツが届くまで修理ができないので、所要時間も大幅に伸びるでしょう。
自動車の修理が長引く理由
自動車を修理に出しても、すぐに対応してくれるわけではありません。当然修理店にもよるのですが、先にあげた所要時間よりも長くかかる場合もあります。
この3つが主に修理が長引く理由になるでしょう。
【理由1】繁盛期に修理を依頼
自動車の修理店にも繁忙期があります。
- ゴールデンウィークが終わった後
- お盆が終わった後
- 年末年始の休暇が終わった後
などが代表的です。お気づきの人も多いでしょうが、長期的な休暇が取れる時期の後が繁忙期になります。これは普段は車に乗らない人が、長期休暇で帰省したり旅行へ出かけたりするのです。
つまり事故が起きる可能性が高くなるので、修理店からすれば繁忙期となります。修理店が繁忙期に入ると、普段よりも修理の件数が増えます。
そのためいつもなら数日でできる修理だとしても、修理件数が増えるためなかなか順番が回ってきません。その結果として、修理の時間が長びいてしまうのです。
【理由2】外車や古いといった特殊な車
修理に持ち込んだ車が、外車や旧車などの特殊な車両だと、基本的に時間が長引いてしまいます。その理由としては以下の通りです。
- 修理に必要な部品がない
- 部品の取り寄せに時間がかかる
- 代替部品がない場合は修理不可能となる
といったものが代表的です。外車や旧車は原則として修理に必要な部品が、すべて揃っていることはありません。
特に外車の場合は部品を海外から取り寄せることになるので、修理の時間が数ヶ月かかる場合もあるのです。
また旧車の場合は既に部品の生産が終わっています。汎用的なパーツなら良いのですが、希少な部品だと取り寄せができない可能性もあるのです。そのため場合によっては、修理対応ができないと断られてしまうかもしれません。
【理由3】車保険で修理を行う
事故を起こした場合に、自身が加入する車両保険を使って修理をするという人もいるでしょう。または相手の保険から修理費用が出るので、そちらを利用するパターンもあります。ですがこうした保険を使った修理は、時間が長引いてしまうのです。
- 保険会社と修理店とで打ち合わせが必要となる
- 車の状態や実際にどのような修理をするかで協定を結ぶ
- この打ち合わせの期間は3日間ある
旧車や外車のように、極端に修理日数は延びません。ですが保険会社と修理店の話し合いは必須なので、3日は所要時間が長くなってしまうのです。
ですので直ぐにでも修理をして欲しい場合は、この3日間のことも考慮しておく必要があるでしょう。
まとめ
自動車の傷などを修理する時に必要とされる日数や、費用についてのまとめでした。自動車の修理と一口にいっても、些細なものから大きなものまであります。
そのため実際には修理店などに持ち込んで、見積もりをとってもらうのが確実です。ですがある程度の目安を知りたい場合は、以下のことを覚えておくといいでしょう。
- 簡単な車体の傷や凹みなら数千円~数万円程度の費用ですむ
- 修理にかかる時間は、早ければ当日中で長くても1週間程度
- 大きな傷になるほど費用も時間もかかる
- 事故の規模によっては修理ではなく、部品交換になる可能性もある
- どの程度修復するかでも、費用や時間は違ってくる
以上です。