《恐れるな》盗難されにくい車種ランキング&8つの防犯対策で愛車を完全ガード
※当ページには一部広告が含まれています。
せっかく選びに選び抜いた車が盗難にあったとすると、ショックを受けるのは間違いありません。イモビライザーという盗難防止システムが開発されて以降、確かに車の盗難件数は減っています。ですがゼロになったわけではないのです。
そこで盗難にあいたくないと考える人に向けて、防犯対策について考えていきましょう。車の盗難もポイントをしっかりと守っていれば、リスクをかなり低減できるからです。では盗難されにくい車などのポイントを、実際に確認してみます。
盗難されにくい車種は”盗難されやすい車種ランキング”にない車
では盗難されにくい車とは、どういう車なのでしょうか。これは端的にお伝えすると、盗難されやすい車種ランキングに掲載されない車のことだと考えてください。
先述したように車の盗難はハードルが上がっていて、場当たり的な犯行ではなくプロの窃盗団によるものが増加しています。そのため利益率の高い車を、優先して盗難しているのです。だからこそ盗難されにくい車というのも存在します。
- プリウス
- ランドクルーザー
- ハイエース
- レクサス
- アルファード
- スカイライン
などが盗難されやすい車種です。この一覧を見てもわかるように、特にトヨタ車が標的とされています。トヨタは日本を代表する車メーカーであり、海外でも需要が高いので盗難されやすいのです。
盗難されにくい車にするための『8つの防犯対策』
盗難されにくい車というものはわかりました。では盗難されにくい車にするためには、どうすればいいのでしょうか。もちろん防犯対策をする必要があるのですが、どんな対策があるのかを確認していきます。ここでは8つのポイントを紹介しましょう。
【防犯対策1】イモビライザーを取り付ける
現在最も盗難対策で、効果的だとされるのがイモビライザーです。イモビライザーとは2000年初頭から導入され始めた機器で、当初は高級車のみに装備されていました。仕組みとしては鍵にIDを埋め込み、車両本体にあるIDと照合させるというものです。
鍵と車両本体のIDが一致しなければ、エンジンが始動しません。イモビライザーが導入される前は、鍵の複製ができれば簡単に動かすことができました。ですがイモビライザーは数百万通りの数が存在するため、複製がかなり困難になったのです。
その結果として車の盗難件数そのものが減ったほどです。今までは場当たり的な犯行も少なくありませんでしたが、イモビライザーによってほぼ不可能となったためです。ただイモビライザーがあれば、完全に盗難を防げるわけではありません。
【防犯対策2】車の施錠・ハンドルロックを徹底する
車を離れる時には施錠をするのが鉄則です。ですがちょっと離れるというだけだと、鍵をかけないという人もいます。例えばちょっとした買い物をするのに、コンビニに寄るなどのケースです。また鍵を差し込むタイプを使っている人だと、取り忘れを注意してください。
もう1つハンドルロックを使う方法があります。ハンドルロックとは、車のハンドルを固定するもののことです。ハンドルを固定すれば運転ができなくなるため、手軽に盗難防止に効果が期待できるというものです。
タイプとしては以下のものがあります。
- 1ヶ所ロック
- 2ヶ所ロック
- ディンプルキーつきのもの
手軽な防犯装置で価格的にも高くはありません。
ただ1ヶ所ロックだと力を入れると、切断されたりするので過信は禁物です。できるのならディンプルキー付きのものや、2ヶ所ロックのタイプがおすすめです。
【防犯対策3】駐車場にカメラやセンサーをつける
車の盗難というのは、ほぼ屋外で駐車をしている時に行われます。最近ではプロの窃盗団が、レッカー車で車ごと持っていくというケースもあるそうです。こうした犯行を行う心理上、やはり駐車場にはカメラやセンサーがあると安心できます。
できればガレージタイプの駐車場が理想です。ですが料金が高くなったり、近くにない場合も少なくありません。そこで駐車場を選ぶ時は以下の点に注意してください。
- 夜間でも照明などがあって明るい場所
- 人通りが多く、深夜でも人目につきやすい場所
- 管理人が常駐するタイプの駐車場
などが代表的です。ちなみに自宅のカーポートに駐車するという人もいます。その場合も人が通ればつくタイプの照明を、導入するといいでしょう。
【防犯対策4】自動車カバーを使う
車の盗難で重要なことの1つが、盗難されにくい車を選ぶことです。ですが乗りたい車が盗難されやすい車であるかもしれません。その場合は車種を特定されないように、自動車カバーを使うのも1つの方法です。
自動車カバーをつけることのメリットは、次のようなものがあります。
- 車種の特定がされない
- いたずらを防止できる
- 車上荒らし対策にもなる
- 外そうとした時に音が鳴るので気づきやすい
- 防犯対策グッズとしては比較的に安価
意外とメリットが多いのですが、実はデメリットになる部分もあるのです。それは放火犯に狙われやすくなる点でしょう。
【防犯対策5】GPS車両追跡サービスを利用する
防犯対策というよりは盗まれた車を発見しやすくなるのが、GPS車両追跡サービスです。車両にGPSをあらかじめ設置しておくことで、盗まれた時にどこにあるのか位置を特定できます。実際に多くの盗難車が発見されているため、効果は抜群です。
ですが1つ大きなデメリットがあります。それは費用も高額であるという点です。どのサービスに加入するのかにもよるのですが、月額として1000円から3000円程度かかります。さらに初期費用として別途加入料などがかかるのです。
実績のあるサービスなので、お金に余裕がある場合は加入してもいいでしょう。ただ毎月余計に負担がかかることになるので、その点はコストを考えてみてください。例えば最初の車検までのみ加入するといった使い方です。
【防犯対策6】スマホで追跡を行う
最近ではスマホを使った防犯対策もあります。車に端末を設置しておくと、盗難などの異変振動を検知してスマホに通知をしてくれるといった機器や、アプリと連携する小型のGPSキーホルダーが代表的なものです。
これらを使うことによって、先述したGPSによる追跡サービスと似たような効果をもたせられます。違いとしては以下の通りです。
- 費用が安価である
- セキュリティ会社ではなく自分で対応する必要がある
GPS追跡サービスは便利ですが、費用が高いのがネックでした。
ですがスマホの場合だと、GPSキーホルダーや振動検知の機器代だけですむというメリットがあります。反面で盗難車の行方がわかったとしても、自分で対応しなくてはならないデメリットもあります。
【防犯対策7】契約駐車場の場所を変える
車の盗難を考える上で駐車場は、非常に大きな要素です。そのため屋外駐車場を利用しているのなら、防犯のために場所を変えるのも検討しておいた方がいいでしょう。理想としてはシャッター付きのガレージです。
ですがガレージは料金も高くなりますし、そもそも近くにないケースもあるでしょう。都市部であるのならガレージではなく、立体駐車場にするのも1つの方法です。立体駐車場もないのなら、大型の駐車場にしてください。
【防犯対策8】車両保険に加入する
盗難されにくい車を選ぶのも大事ですが、やはり防犯対策として最終的には車両保険への加入がおすすめです。盗難された車が戻ってくるのは2割ほどだそうで、見つかったとしても無事に戻ってくることはほぼありません。
そのため車両保険に入っておくと、万が一のことがあっても安心できます。車両保険に加入しておけば、全損だと判断されれば損害に対しての保険金が支払われます。
ただ1つ注意したいのは、カーナビやオーディオ、車の中においてあった財布やカメラなどの携行品は補償の対象外な点です。
この欠点をカバーするのが、身の回り品補償特約になります。この特約にも加入すれば、万全の補償になるでしょう。ただし費用が嵩んでしまうのが欠点です。
まとめ
盗難されにくい車についてでした。近年では防犯装置の技術も進歩したことから、車の盗難件数そのものは減少傾向にあります。反面でプロが窃盗を行うようになっていて、利益率の高い車を中心に狙われるようになりました。
特に注意したいのはトヨタ車です。世界的なメーカーだけに盗難後の売却先も多数あるので、狙われやすいと言えます。
つまり盗難されにくい車とは、プロの窃盗団に狙われにくいものです。ただ絶対に狙われないわけではないので、自分でも対策をする必要があります。