【全メーカー･車種対応】軽自動車の型式別料率クラスがすぐ分かる一覧表

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2020年以降、軽自動車にも「型式別料率クラス(車両料率クラス)」が導入されることになりました。これまではどの型式かに関わらず、保険料率は同じでした。

すなわち、軽自動車の場合にはどの型式だから割高、割安というのがなく、まったく同じ条件設定での保険加入であれば、どの車種であれ保険料は同じだったということです。

それが2020年1月1日以降の保険契約では、型式によって保険料が高まりもすれば安くもなります。本文では「型式別料率クラス(車両料率クラス)」の仕組みを詳しく説明し、軽自動車(全メーカー･全車種)の型式別料率クラスを一覧表にまとめました。

最後には型式別料率クラスによって保険料が割高な場合の節約方法についてもご紹介したいと思います。

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型式別料率クラスとは？わかりやすく解説

自動車保険は様々な項目を総合して保険料を算定します。特に保険料に影響を与えているのが「事故リスクに関するもの」です。事故リスクとは簡単にいえば事故を起こす確率のことですが、これが高いと判断されると保険料が高く設定されます。

例えば年齢。まだドライバー歴の浅い20代や、シニアドライバーとされる60代以降の方の場合、事故を起こしやすいと見なされて自動車保険が割高になります。

そのほか、実際に事故を起こしたかどうか。これは等級という形で示されています。事故を起こせば等級が下がりますし、一年間無事故であれば等級は上がります。

こうして年齢や等級などによって保険料は大きく変わってきますが、同じような事故リスクに関わる項目として「型式別料率クラス(車両料率クラス)」が用意されています。

念のため補足ですが、この場合の「車両そのものの事故リスク」というのは個人の契約車に限定されたものではありません。

例えばラパンにお乗りの場合、日本中で走っているラパンの事故実績によって個人の「型式別料率クラス」が決められます。自分は無事故でも、よそのラパンが事故を多発させていると翌年から保険料が割高になってしまいます。一般的に盗難が多い車の保険料が高いのもこれが理由です。

2020年から開始する軽自動車の型式別料率クラスの概要

冒頭で触れたように軽自動車(自家用軽四輪乗用車)はこれまで型式別料率クラスがなく、保険プランの設定が同じ場合、どの車種に乗っていても保険料は同じになりました。

しかし仕組みが変わり、2020年1月1日以降の保険契約では軽自動車にも「型式別料率クラス」が導入されます。

この図はある軽自動車の「型式別料率クラス」の例です。評価項目は対人賠償責任保険、対物賠償責任保険、搭乗者傷害保険、車両保険の4つのカテゴリー。

補償内容ごとに事故実績に基づいてクラス分けしています。1や3とありますが、軽自動車の場合には今のところ、クラス1~クラス3までしかありません。

クラス3はリスクが高い型式、つまり保険料が高くなります。数字が小さくなるほど、保険料も安くなります。クラス1とクラス3では保険料の違いは約1.2倍。隣り合うクラスでは保険料率が約1.1倍違います。

今後、軽自動車も同じようにクラスが細分化されていく可能性もあるかもしれません。そうなるとお乗りの車によってはより割安な保険料になるかもしれませんし、反対にかなり割高になる車も出てくるかもしれません。

型式別料率クラスは毎年1月にクラスの見直しがされます。1年間で事故実績が多かった場合、クラスが「＋1」や「＋2」で上がってしまいます。一方、今のクラスに対して事故リスクが低いと評価されれば「－1」や「－2」で下がります。

AEB(衝突被害軽減ブレーキ)の装着による保険料の割引

型式別料率クラスは型式の事故リスクですから、AEB(衝突被害軽減ブレーキ)を装備しているかどうかも関係しています。

AEBとは事故を回避するために自動的にブレーキを作動させる装置のことです。AEBを装備していると事故リスクが低いというデータがあるため、保険料が安くなります。

衝突被害軽減ブレーキ装着による保険料の割引のことを「ASV割引」と言います。

ただし自動ブレーキが装備されていても新しく登場したばかりの型式では事故実績･保険データが不十分なので、このAEBのリスク軽減効果が「型式別料率クラス」にそれほど反映されていません。

そのため「発売後約3年以内の型式」を対象にAEB装置の有無に応じて保険料が割引になります。

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【軽自動車】型式別料率クラスが高い！保険料の節約方法は？

型式別料率クラスが高い場合、それ自体をどうにか低くすることはできませんが、保険料をおさえる工夫は誰にでもできます。確実に保険料を節約するには自動車保険会社の乗り替えからスタートさせましょう。

保険の見直しでよくやってしまうのが、補償内容、プランの調整から始めてしまう方法です。これも節約の一つの手ではありますが、大幅に安くしたい場合には限界があります。

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まとめ

今回は軽自動車(全メーカー･全車種)の型式別料率クラスを一覧表にして紹介しました。型式別料率クラスは保険料を算出するために重要な項目です。お乗りの車の料率クラスを把握しておくことは大切です。

軽自動車の場合、今のところ型式別料率クラスによる影響力はそれほど大きくはない状況といえそうですが、今後、型式によって保険料がかなり変わってくるかもしれません。

年齢などほかの要因によっても保険料は高くなりがちですので、どうにか安くしたいと思う方は自動車保険会社の見直しをおすすめします。

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