「車のバックライトはすぐ修理しろ!」切れた状態だと違反対象になる
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車を運転していると、前を走っている車のバックライトが切れている事に気づくことはあるでしょう。その一方でバックライトは運転している本人はなかなか気が付かないものです。
気づいても片側がついているから大丈夫、と思っている人もいるのではないでしょうか。ですが、バックライトは片側でも切れていれば違反になってしまいます。
ここではバックライトが切れていた場合、どんな違反になるのか、反則金はいくらになるのか解説しています。またバックライトの確認方法や交換費用についても解説しているので参考にしてください。
車のバックライト(テール・ブレーキランプ)はすぐ修理!違反になる
車のバックライトとしてテールランプとブレーキランプがありますが、これらのライトは永久的に点灯するわけではありません。使用頻度にもよりますが、切れてしまうこともあります。
もしもバックライトが切れている場合、後ろの車がブレーキに気づかずに追突してしまったり、暗くて事故を起こしてしまう可能性もあります。
また事故を起こさなくても、バックライトが切れていると道路交通法違反になってしまいます。ただバックライトはなかなか自分では気づきにくいものです。チェック方法としては以下の方法があるので参考にしてみてください。
テールランプ | 前照灯をON・OFFして確認 |
---|---|
ブレーキランプ① | 他の人に確認してもらう |
ブレーキランプ② | 店舗に駐車して窓に反射させてみる |
テールランプ、ブレーキランプ両方 | 切れる前に交換 |
切れたままの走行は整備不良で違反点数&反則金
バックライトがくれたまま走行していると、整備不良として警察に止められてしまう可能性があります。そして止められるだけじゃなく、整備不良で違反点数と反則金が課せられてしまいます。
ちなみに普通自動車でバックライトが切れていた時の違反点数と反則金は以下の通りです。
違反点数 | 1点 |
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反則金 | 7,000円 |
たかがこれくらいと思うかもしれませんが、もしこの反則金を期間内に納付しない場合は3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金となってしまうので注意が必要です。
整備不良というと、気づいていても修理しないという箇所もあります。
バックライトが切れているケースのほとんどは気づかないまま走行していることが多いです。ただいくら気が付かなかったとしても、言い訳にはならないので注意しましょう。
車のバックライトが片側だけ切れている場合
車のバックライトは左右にありますが、ライト自体の平均寿命は同じでも同時に切れることは滅多にありません。そのためバックライトが切れているケースとしては、たいてい片側だけ切れているものです。
両方切れているとなれば、おそらく片側が切れてある程度の期間が経過してもう片方も切れてしまった場合でしょう。片側だけ切れているなら、事故にもなりにくいから違反にはならないだろうと思うでしょうがそうではありません。
道路運送車両の保安基準では、前後左右のライトは両方とも点灯していなければいけないので、片側だけ切れている場合でも違反になります。ですので、バックライトが片側切れていることが分かったらすぐに交換する必要があります。
【車両種類別】バックライトが切れていた際の反則金一覧
車両種別 | 反則金 |
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普通車 | 7000円 |
大型車 | 9000円 |
二輪車 | 6000円 |
原付もしくは小型特殊車両 | 5000円 |
車のバックライトの交換費用
車のバックライトを交換する際、気になるのはその費用ではないでしょうか。なんとなく高額な費用がかかるのではと思うかもしれませんが、決してそういうことはありません。一般的にバックライトの電球は白熱ランプを使用しているため、高額にはなりません。
ただ新しい車にはLEDを使用するケースもり、それだと若干高くなってしまいます。工賃を含めたバックライトの交換費用は以下の表のとおりです。
- 白熱電球・LED・電球代
- 500円程度~3,000円~5,000円
- 工賃 1,000円程度
- 合計:1,500円程度~4,000円~6,000円
このように、白熱電球なら工賃を含めても1,500円程度で交換できますので、費用面を気にする必要はありません。
車のバックライト(テールランプ)の交換タイミング
車のバックライトは自分では確認するのが困難で、気づかないことが多いです。そのため切れたまま走行して安全運転に支障がでてしまったり、警察に止められて反則金を取られてしまうことが多々あります。
一般的に切れたら交換するという人が多いですが、テールランプには寿命があるので、切れそうな時期になったら早めに交換するのが理想です。ちなみにバックライトの寿命は平均で以下の通りです。
白熱電球 | 約1,000時間から約2,000時間 |
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LED | 50,000時間 |
使用頻度は人によって異なりますので、一概には言えませんが交換のタイミングとしては次のタイミングが望ましいでしょう。
白熱電球 | 5年から10年 |
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LED | ほぼ交換不要 |
LEDについては、仮に毎日7時間ライトをつけたとしても20年持つ計算ですから、ほぼ交換は不要です。
車保険を使って修理はおすすめしない
車のバックライトについてですが、電球が切れていた場合は前述のように数千円、白熱電球なら1,500円程度で交換できます。ただ中には事故により電球だけでなくバックランプカバーまで破損してしまうケースもあるでしょう。
電球だけなら安価な費用で済みますが、カバーまで交換となると片側だけで10万円程かかってしまうこともあります。自動車保険に加入している人なら、それらを修理することも可能です。
ですが、テールカバーとライトを交換するだけなら自動車保険を使うのはあまりおすすめできません。なぜなら、自動車保険を使うと3等級下がってしまうので、その等級にもよりますが総額で10万円から15万円ほど高くなってしまうからです。
ただその他の部位も交換が必要となればもっとかかるので、その際には自動車保険を使いましょう。
まとめ
このように気がつかないうちに切れてしまいがちなバックライトですが、放置していると安全走行の妨げになりますし、そもそも警察に止められて違反点数と反則金が課せられてしまうのです。気づかなかったという言い訳も通じません。
バックライトの交換であれば数千円でできますので、もし切れていたなら早急に修理しましょう。また通常は気づかないものなので、電球の寿命が近づいてきたと感じたら、早めに交換するか定期的にチェックしておくといいでしょう。